関わってくれた人々への想いが込められたコンセプトムービー: meanswhile 2020年秋冬

新型コロナウイルスの影響によって初のランウェイ発表を中止にせざるをえなかった〈meanswhile〉。クリエイティブ集団〈PERIMETRON〉の映像作家・OSRINを筆頭に東京の第一線で活躍するクリエイターらとともに、デザイナーの想いは異なるカタチで発表された。

by i-D Japan
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27 April 2020, 2:19am

2020年3月2日、新型コロナウイルスの影響下によって、日本ファッション・ウィーク推進機構が東京コレクション開催の中止を発表した時、参加していた多くのブランドが発表目前の最終調整を整えている最中だった。

〈meanswhile〉も同じく、2014年にデザイナー・藤崎尚大によって設立され、2020年3月の東コレで初ランウェイを備えていたにも関わらず、次なるステージへ歩むことを、ウイルスという見えざる敵によって阻まれてしまった。

ブランドコンセプトである「身体に最も近い道具」を理念に掲げ、初のランウェイということもありデザイナー自身の原点への探求ともいえる今季コレクション。そして、ブランドがここに至るまでの長い道のりを共に支え、集まってくれた友人たちへ。いかなる方法であれ、今回のコレクションを世に伝えたいというデザイナーの想いは、東京の第一線で活躍する若きクリエイターたちのサポートによって実現したのだ。

「沢山の方々から手を差し伸べられ、協力を得てなんとか実現できるというところで中止にさせざるを得ない状況に、正直悔しい気持ちで一杯です。ブランドのために集まってくれた方々への思い、そして自分自身のためにも、製作した洋服をなんらかの形で表現したいと思い、コンセプトムービーを作りました。様々な活動において自粛を求められる今、「嗜好品」の側面が強い洋服が求められる状況ではないと理解していますが、今後、衣食住のひとつとして”必要”とされる様に、日々頭を悩ませていければと思っています。またどこかのタイミングでランウェイが開催できることがあれば、その際は是非お越しいただきたい」

デザイナーのステイトメントにもあるように、このような世界規模のパンデミック状況下、嗜好品の側面を持った「ファッション」とは、衣食住の「衣」に求められる「生活する上での必要なもの」と比べると、たしかに少しかけ離れているかもしれない。それでも人は夢をみて、創造し、誰かとともに夢を歩むことで進化を遂げてきた。どんな状況下のなかでもそれぞれの夢や未来に向かって全身全霊で前へ進むのが人間だ。

ロックダウンされた都市では、ベランダからオペラを披露する人や、ドローンを使ってプレゼントを送る人もいる。自分の想いを誰かに届け、受けることで、人は”喜び” ”嘆き” ”怒り”を持って人生を謳歌するのではないだろうか。

本ムービーでは、Netflix 最新作『攻殻機動隊』の主題歌を手掛けSNSを賑わせているmillennium parade、King Gnuの常田大希が率いるもうひとつのクリエイティブ集団〈PERIMETRON〉のOSRINをディレクターに、スタイリングにはあいみょんやiri、yahyelを手掛ける服部昌孝、音楽はベルリンを拠点に活動するアーティストGerhard Geisingといった、デザイナーと同世代のクリエイターたちが関わっている。

リアルなタウンユースとアウトドアフィールドからのファン層、国内だけでなく海外の卸し先も増え続けている〈meanswhile〉。どんな状況下のなかでも負けない反骨精神とお互いに刺激し合うクリエイティブな友人らとともにブランドとしてできる新しいカタチを今後も探求していって欲しい。

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