VALENTINOによる“解放”のピンク一色でのコレクション

カラーパレットを極限まで狭めることで、見えてくるものとは?

by Noriko Wada
|
10 March 2022, 9:11am

ピエールパオロ・ピッチョーリによるVALENTINO 2022年秋冬コレクションは、モノクロームの中で凍り付く、ある一瞬の静止画を描いた。会場はピンク一色に染められ、ウィメンズ、メンズのワードローブ、バッグなども同色で、時折全身ブラックのモデルが登場した。ピッチョーリは、カラーパレットを徹底的に絞ることで狭まったようにみえる枠組みの中で、表現の可能性を最大限に広げた。

「無意識とリアリズムの必要性からの解放を表明する色としてのピンク」で視覚的な情報を削ぎ落とすことで、多様なシルエットやシェイプ、質感、体つき、そして着用者の個性を際立たせた。ピンクカラーの中で、ボウやラッフル、ペタル、レース、エンブロイダリーなど様々な素材が用いられ、拡大鏡を通して見ているようなバッグやビックサイズのシューズもすべてピンクが採用。本コレクションの個性的なピンクは、パントン・カラー・インスティテュートとのコラボレーションにより誕生した。

①031_VALENTINO_PAP_FW22-23_DETT1.jpg

また、本コレクションで使用されたセットは、寄付やリサイクル、再利用、再活用が予定され、環境への負担を減らしていく方法を実行している。

①001_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
②031_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
③032_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
④041_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
⑤053_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
⑥081_VALENTINO_PAP_FW22-23_.jpg
Tagged:
News
Valentino
pierpaolo-picciolis