音楽愛と自由なマインドで表現する女性DJ&アーティストのレーベル10選

国際女性デーを記念して、フィメール・ミュージシャンがキュレートするレーベルをセレブレイト。

by Saki yamada
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05 March 2021, 7:15am

ニーナ・クラヴィッツ主宰の「трип」からRAも注目するあプロデューサーAMAZONDOTCOMが参加する「SUBREAL」まで。コロナ渦中のミュージシャン&レーベルをサポートする3月5日開催の「Bandcamp Friday」にチェックしたい女性アーティストのレーベルを厳選紹介。

音楽作品の発信に伴い、常に重要なコミュニティを築き上げてきたレーベル。時代と共にその役割を更新していくプラットフォームは、クラブカルチャーにおいて自由なマインドを育んできた女性DJやミュージシャンの表現の場になっている。コミュニティの中で時には社会問題と向き合いながら、音楽を続けるアーティストたち。i-Dでは国際女性デーを記念して、フィメール・ミュージシャンがキュレートするレーベルをセレブレイト。コロナ渦中に混迷するミュージシャンのサポートのため、音楽ダウンロードサイトBandcampがはじめた毎月第一金曜日のプロジェクト「Bandcamp Friday」でチェック必須なレーベル10組が揃った。

трип

前職の歯科医を辞めてから瞬く間にDJとして成功し、世界中を飛び回っているNina Kraviz。ツアー中止を余儀なくされた2020年、Ninaは自身のレーベル「трип」でデジタルコンピレーション「hot steel」シリーズをスタートした。全世界から「oidodekraviz@gmail.com」宛に送られてきた未発表曲の中には、フランスのDJ&プロデューサーBambounouや大阪を拠点とするRyogo Yamamoriが手掛けた作品も。売上は全て「NAACP」に寄付される。

T4T LUV NRG

多幸感と高揚感がブレンドされたNY拠点のDJ Octo Octaの新EP「She's Calling」。パートナーのEris Drewと運営する「T4T LUV NRG」からのリリースだ。レーベルのウェブサイトに「ホームスタジオの作り方」をまとめたGoogleドキュメントを公開するなど、2人の活動はただただ音楽愛に溢れている。あらゆる方法でLUV(LOVE)を発信し続ける彼女たちからは今後も目が離せない。

naive

レーベル「naive」やオンライン・ラジオ「RÁDIO QUÂNTICA」の運営をするVioletは、まさにリスボンの音楽シーンに欠かせない存在だ。2020年には世界中に広まったBLACK LIVES MATTERを受けて、早々にコンピレーション「VA - No Justice No Peace [100% of sales donated to anti​-​racist orgs]」をリリース。音楽を通じて人種差別へのサポートの意を見せる勇敢な女性アーティストの1人だ。

Mama told ya

EBM、トランス、エレクトロ、オールド・スクールにインスパイアされながらアーティストの実験精神と創造性をセレブレートする「Mama told ya」。パリのDJ Atheneがキュレートするこのレーベルでは、インスパイアリングな音楽の発見はもちろん、100%オーガニック・コットンのロングスリーブなどBIO志向のグッズも魅力的。

Osàre! Editions

アムステルダムのDJ Ellena Colombiが2019年にスタートした「Osàre! Editions」とは、彼女の音楽人生における新たなアドベンチャーだ。アヴァンギャルドでパンキッシュにエディットされたダンスミュージックの感性はアートワークにも反映されている。そのヴィジュアルがプリントされたヴァイナルやカセットテープをベッドルームに飾れば、いつでも新時代へと冒険してる気分になれるはず。

Kulør

デンマーク語で色を意味する「Kulør」というレーベル名通り、オーナーCourtesyのキュレートはサウンドもアートワークも鮮やかな印象がある。終末を感じさせるエモーショナルなシンセサイザーや情景が浮かび上がる賛美歌のように優雅なトラックなど、Kulørが届ける音色には何か特別なものを感じない?

Planet Euphorique

2019年のアジアツアー中に東京VENTでもプレイしたD.Tiffanyは、DJ ZoziやXophie Xweetlandなど様々な名義で活動している。本名はSophie Sweetland。自身のレーベル「Planet Euphorique」でもEP「Phase Ur Reality」をリリースしているが、クレジットに「D.Tiffany&DJ Zozi」と自分のアーティスト名義を2つも連ねるそのフリーダムな精神がなんとも心地良い。

Amniote Editions

2018年、Ben UFOや東京のDJコレクティブCYKと一夜を共にしているMama Snake。Rose Marie Johansenと共に立ち上げたレーベル「Amniote Editions」は、音楽に付随するクリエイティブコンテンツも共に発表するカプセル方式でリリースしている。音楽やファッション、アートが交差するミックスメディア/プラットフォームとして、今後の活動に期待だ。

SUBREAL

MUTEK MXへの出演やRAの年間アルバムトップに選出されるなど、今まさに注目の気鋭プロデューサーAMAZONDOTCOMが参加するレーベル「SUBREAL」。ミニマルテクノのルーツを根底に潜ませたキッチュでプレイフルなサウンドや楽曲構成はかなり中毒的。ユーモア溢れる彼女の音楽表現がどう進化していくか、早耳のリスナーにはぜひマークしてほしい。

NEVER NORMAL RECORDS

NYを拠点としたプラットフォーム、コレクティブ、ブッキングエージェンシーDISCWOMANのメンバーであるSuzi Analogue。プロデューサー、シンガー、DJと多岐に渡り活動をしてきた彼女のレーベル「NEVER NORMAL RECORDS」ではその豊かな音楽のソースが伺える。ポップス、グライム、ヒップホップの要素が散りばめられたダンストラックは、コロナ後のフロアメイクのスパイスになるだろう。

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