なぜリアーナは世界一裕福なミュージシャンになることが出来たのか

リアーナが世界一裕福なミュージシャンになったことがフォーブス誌により報じられた。同誌によるとリアーナの純資産は約17億ドル(約1864億円)。

by Kazuki Chito
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23 August 2021, 2:30am

昨年にi-Dの特別号として一冊丸ごと『Rihannazine』を発売し、つい先月にはニューヨークのあちこちで、新曲のヴィジュアル撮影のような現場にボーイフレンドのエイサップ・ロッキーと供に姿を現したことも記憶に新しいリアーナが、世界一裕福なミュージシャンとなったことがフォーブス誌により報じられた。

同誌によるとリアーナの純資産は約17億ドル(約1864億円)との予想が立てられており、エンタメ業界ではアメリカ人有名司会者のオペラに次ぐ億万長者となる。リアーナのここ最近の音楽活動は非常に静かで2016年の『Anti』以来、5年以上新しいアルバムのリリースはまだない。では、彼女は如何にしてそこまでのビッグマネーを得ることができたのだろうか。

彼女の銀行口座を潤していたのは驚くことに音楽ではなく、コスメブランドとファッションブランドから生まれる収入であったことがフォーブスにより発表された。彼女の財産(推定14億ドル)の大部分は彼女がディレクションするコスメブランド『Fenty Beauty』から生まれた収入により構成されているとのこと。

同ブランドはリアーナの本名であるロビン・フェンティから名付けられたコスメブランドで2017年創業。リアーナのファンだけでなく、世界中のインンフルエンサーや美容マニアたちからも注目を集めてきた同ブランドの50色のカラーバリエーションで展開しているファンデーションは世界中の様々な肌色の人たちに使って欲しいというリアーナの思いやりを感じさせるとともに、『Fenty Beauty』がすべての女性のためのブランドであることを強調し、他のコスメブランドとの圧倒的な差別化を実現している。

また、残りの資産の多くは、彼女がディレクションを手がけるランジェリーブランドの『Savage x Fenty』の株式(推定2億7,000万ドル)によるものとされている。『Savage x Fenty』も全てのジェンダーとサイズを愛する多様性に重点が置かれたファッションブランドとしてコレクションを発表してきた。

同ブランドに興味を持った方は是非、2020年に行われたイリーナ・シェイクやベラ・ハディッド、カーラ・デルヴィーニュら人気モデルをはじめ、デミ・ムーアやパリス・ヒルトン、ノーマニなどが登場した「Savage x Fenty」のショーを鑑賞してほしい。あらゆる世代や体型、人種の女性が起用されたショーからはどれほど真剣にリアーナが「多様性」にフォーカスを当てているかが分かるだろう。

リアーナの音楽への愛はYoutubeにポストされている彼女のスタジオ内での姿が映された動画から垣間見ることができるが、彼女はビジネスにも同じような情熱を注いでいるのだろうか。2019年6月に「Interview」誌で「オーシャンズ8」の共演者サラ・ポールソンと対談した際に、リアーナは「すべてのビジネスにおいて、私は何かをビジョンから現実にしていて、それが本当に楽しいことなの」とビジネスへのパッションを語っており、「音楽が私を他の表現方法や純粋に好きなものへと導いてくれた」と音楽がどのように彼女の今を形成したのかも説明している。

もしかすれば、リアーナの音楽ファンは不満に思っているかもしれない。なぜなら、彼女は取り組むプロジェクトに全力を注ぎ、多忙を極めているため音楽に打ち込む時間が十分にないかもしれないと考えるからだ。しかし、リアーナは「前は、3ヶ月間ずっとスタジオにいてアルバムを出していたの。今は、回転木馬みたいな感じで、ある日はファッション、次はランジェリー、次は美容、そして次は音楽っていうのが現状。子供が何人もいるようなもので、全員の面倒を見なければならないの。」と自信が抱えるプロジェクトについて話している。著者含めるリアーナの音楽ファンはその全ての子供が立派に成長するまで暖かく見守っていくしかないだろう。