メアリー・J・ブライジの新曲は#TimesUpのアンセム

R&Bソウルの女王が、新曲「Bounce Back 2.0」で#TimesUpへの力強いメッセージを送る。

by Hannah Ongley; translated by Yuichi Asami
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22 January 2018, 10:01am

This article was originally published by i-D US.

メアリー・J. ブライジにとって、跳ね返すのはお手のものだ。彼女は辛い幼少期や複雑な思春期を送った。しかし、メアリー・J. ブライジは音楽に救われ、ヒップホップ/ソウルの女王として戴冠を手にしたのだ。2017年には最新作『ストレングス・オブ・ア・ウーマン』をリリースし、R&Bチャートのトップに返り咲いた。「(音楽が)私を救ってくれるの」と彼女は2017年のインタビューでi-Dに明かしている。「音楽は、治療みたいなもの。自分の中から吐き出さないといけないものを、外へ出す手助けをしてくれる。そして、私のファンにとって必要なものでもある。私が乗り越えようとするあらゆることがファンにとっても必要なことで……だから一緒に癒しを得られる。治療薬みたいにね」

メアリーは今回、セクシャル・ハラスメントに悩む女性のために彼女らしい治療薬を提供している。ディー・リースが監督したNetflixのオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』では感動的な演技を披露した彼女は1月12日、自身のSoundCloudで新たなフェミニスト・アンセムを公開した。メアリーは昨年のクリスマスに、「Bounce Back 2.0」と題した楽曲のティザー音源を公開していた。「#TimesUp。今こそ跳ね返すとき」と自身もサバイバーであるメアリーはコメントを寄せている。「すべての女性、あなたたちに教えてあげる。もう負けられないところまで来たの……私たちは何で作られてると思う? /身体には美しい傷 /人生は自分で築くものだから」 と歌っている。

メアリーは『マッドバウンド 哀しき友情』での演技で全米映画俳優組合賞とゴールデングローブ賞のノミネートを受けている。彼女は#TimesUp(社会に蔓延するセクシャル・ハラスメントの撲滅を訴える運動)の頑強な支持者であり、セクシャル・ハラスメントはハリウッドに限った問題ではないと訴えている。「私は5歳の頃から立ち向かわなくてはいけなかった……5歳から17歳になるまで、セクハラという地獄にいました」とメアリーは先日『The Guardian』紙に明かしている。「音楽ビジネスに携わるようになる頃には、『触ったら殺すよ』って感じだったけど」。最低な行いに「No」を突きつける彼女の姿勢は、映画業界で自身が地位を築いていく上で助けになってきた。
彼女の47歳の誕生日でもあった1月13日、メアリーの名前がハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(エンターテイメント界で活躍した人物の名前が彫られた路地)に名前が刻まれることが決まった。

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