casely-hayford spring/summer 17:70年代ロックと00年代グライムの殻を破る

異なる文脈をもつ2つの反体制音楽ムーブメントのダイヤルを調整し、反乱のための調和したノイズを生み出してみせたCasely-Hayford。

by Steve Salter
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28 June 2016, 6:20am

「僕たちはよくインターネットが発展前とその後について話し合うんだけど、今回は70年代ロックと00年代グライムの発展についてその地理的条件を探ったんだ」と、話すデザイナーのチャーリー。「父親が育ったサブカルチャーの中心地である東京にグライムが同じように生息している。どちらの文化は音楽から広がったものだけど、それは地球の不協和音が大きく影響している」。伝統的なモロッコやパレスティナドレスに70sのクラッシュされたロックプリントを施し、クリーンで合理化されたミニマルなグライム的スポーツウェアとミックス。巧みに歪みや手を加えて、フレッシュに仕上げた。「僕たちのビジネスは、テーラリングで成り立っている。今までよりもさらに力を入れたのはテキスタイル。織の工程を伝統的なテキスタイル工場と協力して進めていったんだけど、伝統的であると同時に、実験的でもあるプロセスだった」。彼らは生地と向き合うことを楽しみ、そしてそれからヒントを得たのだろう。

「オーダーメイドワードローブの新しい概念を提案したくて、ウィメンズウェアを取り入れることにした。すべてのウィメンズウェアはメイド・トゥ・メジャー(お誂え)だ。誂えられるすべての洋服が非常に飽和している既製服のマーケットにおいて、僕たちの顧客は、もっとユニークなものを求めているんだ。数年に渡って、製造の開発に取り組んできた。今後はさらに、顧客をカスタマイズするために尽くしていくつもりだよ。パーソナライゼーションを次の段階に持っていくことこそ、ファッションの未来だと思うから」

Credits


Text Steve Salter
Photography Piczo
Translation Minako Shimatani

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London Collections: Men
spring/summer 17
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