ディジー・ラスカルがパリで撮影した最新MV「Ghost」

ナオミ・キャンベルにインスパイアされた最新ミュージックビデオを公開したディジー・ラスカルが、制汗剤や初デートについて語ってくれた。

by Ryan White; translated by Yuichi Asami
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02 April 2018, 10:18am

「どうしてこのガキどもは礼儀がなってないんだ / 俺が何もしてないみたいにグライムを語る」とディジー・ラスカルは「Ghost」でラップしている。6枚目のアルバム『Raskit』に収録されたこの曲は、グライムやその文化の礎であるディジーが残したレガシーを忘れてしまった者たちに向けた、鋭利な警鐘だ。前作『The Fifth』のリリース以降、ディジーが不在だった4年間でグライムシーンの様相はすっかり変わっており、ストームジーがチャートの首位に上り詰め、ボーイ・ベター・ノウのクルーたちがシーンを席巻している。しかし、ディジー・ラスカルが、このシーンが日の目を見る前からグライムに貢献していたことを忘れてはいけない。「俺はお前が保育園にいる頃からマイクを握ってた」

「Ghost」はディジーの昔ながらの激しさ溢れる楽曲だが、そのミュージックビデオは多くのグライムやラップのビデオの典型とは一線を画す作品となった。パリの街に現れたディジーと共にMVに出演する女性たちがその典型にあてはまっていないのだ。「ラップをたくさん聴いていたときに、そのほとんどで女性たちがセクシー・ダンサーのような役を与えられていることを残念に思っていました」と、MVの監督をしたローラ・ウィーバー(Laura Weaver)は語る。彼女は、男性ミュージシャンたちを際立たせるために女性を起用するのではなく、女性たちを祝福したいと思っていたと話す。「私は、女性たちが自由に、生き生きと主役を演じられるようなMVを作りたいと思っていました。そこでは、ラッパーのためではなく、女性が自分の意思で自分のためにトワーク(お尻を振るダンス)をするのです。私はラップという記号で遊んでみようと思いました。ラップのお約束——無意味に歩き回ることや、お金、ゴージャスさ——に挑戦するために、それを女性に当てはめてみたらどうだろうと考えました。これはラップのMVのパロディなのです」

女性たちのビジュアルは、90年代のスーパーモデルたちに着想を得たという。「1995年のVERSACEのナオミ・キャンベルです」とローラは説明する。「黒人の力強い女性たち、セクシーさと優雅さの両方を兼ね備えていて、何よりも全員にカリスマ性があって、自信に満ちているのです。パリにいる誰もが追いかけたくなるような女性たちです」

「Ghost」のMVが公開されるにあたり、i-Dはディジー・ラスカルに話を訊いた。彼は私たちに、パリ、誰かとの別れ、初デートについて語ってくれた。

—「Ghost」のミュージック・ビデオはフランスで撮影したわけですが、フランス語は話せるのですか?
基礎は知ってるよ。学校でフランス語を勉強して、行かなくなってからは忘れたけどね。

—フランスでの理想的な1日の過ごし方は?
ただ歩きながら観光して美味しい食べ物を食べること。

—今まで誰かと突然別れたことはありますか? 別れるときにはどんな方法がベストだと思いますか?
別れには色々な理由があるから、もしも平和に別れる方法が見つからなければ、何か他に専念できるポジティブなことを見つければいい。

—初デートにおすすめのアイテムは?
制汗剤。それから笑顔。

—いまイギリスでは雪が降っていますが、どこに逃げたいですか?
オーストラリアから帰ってきたばかりなんだ。あと何日かオーストラリアにいてもよかったけど、帰ってこられて嬉しいよ。

—ツアーでイギリスを離れるとき、何が恋しいですか?
人とユーモアだね。それからウンザリするような天気。

This article originally appeared on i-D UK.
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