『i-D HOUSE PARTY 202X』に集まったユース達が語るリアルな「つながり」について 

フィジカルな「つながり」が生まれる空間を創造すべく、i-D Japanが開催した架空のパーティー『i-D HOUSE PARTY 202X』。パーティーに招待したクリエイティブユース達に聞いたリアルな「つながり」について。

by Kazuki Chito
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14 March 2022, 8:30am

パルコは毎年シーズンテーマを決め、さまざまなメッセージを打ち出してきた。今年は他者を理解し、共に力を合わせることで夢や目標を実現していく姿勢、『TEAM HARMONY』というテーマが打ち出された。

私たちはこの奇妙な時代の中、インターネットという手段を通じて「つながり」をどうにか保持してきた。しかし、物理的空間に集い、そこから生まれる「つながり」には遥かに強固でクリエイティブな可能性が宿っていることを全ての人が薄々と感じ始めている。

今回、i-D Japanはフィジカルな「つながり」が生まれる空間を創造すべく、『i-D HOUSE PARTY 202X』という名の多種多様な人々が集まる架空のハウスパーティーをここに開催する。202X年、近い将来私たちの提案したことが現実となるよう願いを込め、ダイバーシティーのある人物像にスポットを当て、セレブレートしたいと思う。

パーティーを一緒に作っていく仲間として招待したのは東京のユースクラブシーンを盛り上げるDJクルー『Vinyl Youth』、フードカルチャーマガジンを刊行する『MCNAI』、90〜00年代のギャルカルチャーを愛するクリエイティブなギャルサー『KissGelz』、その他アーティストやモデルとして活動する個人たちからなる総勢16人のクリエイティブユースたちである。彼らから届いた言葉は、本年度のパルコのテーマである『TEAM HARMONY』を体現するかのように、手を取り合うことで生まれる強い力を私たちに教えてくれる。

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左から、Taka (MCNAI)、Manon (KissGelz)、Yoshi (MCNAI)、Kano (KissGelz)

何をしている人?

Taka:『MCNAI』っていう雑誌を制作しながら、映像も作ったりしてます。

Manon:『KissGelz』のメンバーで、アーティストです。

Yoshi:『MCNAI』のクリエイティブディレクター。

Kano:『KissGelz』のメンバー。女優、モデルの活動もしています。最近は3DCGの制作を趣味でやっています。

どういう時に人との「つながり」を感じる?

Manon:ライブとかイベントで人と話す時。ソーシャルメディアだけでの繋がりより、リアルな場所で話す方が濃い繋がりを感じますね。

Kano:同じ感情をリアルな空間で共有できてる時。楽しい気持ちだけじゃなくて、悲しい気持ちを共有する時にも人との「つながり」を感じる。

『i-D HOUSE PARTY 202X』が本当に開催されるとしたら何をしたい?

Manon:自分のライブ!(笑)あと、プリクラをおいて、フォトブースを作りたい!

Kano:みんなでタコス食べたい!

クルーとして活動していて、自分だけじゃできなかったことってある?

Taka:どのパートも1人ではできないと思う。全てのプロセスにおいて全てのメンバーが携わってるし、何かをしようってなったらみんなの協力が絶対に必要。

Yoshi:ムーブメントを起こすには、チームの団結力が必要だと思う。その団結した力って可視化できないし、言語化できないけど、確かな力だと思う。

人との「つながり」を維持するために必要なことって何だと思う?

Taka:一緒にご飯を食べること。リアルな場所に集まって、何か共通のことに関して、一緒に感情を分かち合うことかな。

Yoshi:実際に会うこと。会った人に対して自分らしくあること。

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左から、Rin (MCNAI)、ISLND (SoundSports)、YongsiMayben

何をしてる人?

Rin:MCNAIで写真を撮ったり、フリーで写真を撮ってるフォトグラファーです。

Yongsi:音楽をメインにやってるアーティストで、絵とかも描きます。

Mayben:Days In Shellっていうブランドをやってるジュエリーアーティスト。モデルもしてる。

ISLND:DJレーベル『SoundSports』のメンバーで、作曲とかトラックメイキングをしています。

「つながり」と聞いて思い浮かぶ人は誰?

Rin:友達。特に、クルーの仲間かな。

Yongsi:クリエイティブで繋がった人達。ライブや制作で出会った人とか今回みたいな企画で出会った人達みたいな。

『i-D HOUSE PARTY 202X』は誰と来たい?

Rin:友達のフォトグラファーとかクリエイターたちと来たいです。

Yongsi:全く関係のない職種の人たちと来たいかな。政治家とか、科学者とか。それぞれの違う考えをパーティーでシェアできたら最高だなって思う。

あなたにとって人との「つながり」って何を意味する?

Mayben:イメージでいうと「炎」。情熱だったり、クリエイティブになるときの爆発材って感じ。

ISLND:制作におけるインスピレーション。普段遊んだり、一緒に旅行に行ったりする人との関係は自分の制作には欠かせないと思う。

『i-D HOUSE PARTY 202X』にはどんなアウトフィットで来る?

Mayben:全身タイツ!青か紫かな。なんか青と紫ってi-Dっぽい。

ISLND:統一されたミニマルな世界観がいいかな。シャツとかシンプルにまとめる感じで。

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左から、Daichi (Vinyl Youth)、Atsushi(MCNAI)、Kamome (Vinyl Youth)、Yiqing

何をしてる人?

Kamome:原宿にあるセレクトショップ『Domicile Tokyo』で働きながら、DJとして活動してる。『Vinyl Youth』のメンバー。

Yiqing:大学生でマルチメディアコレクティブ『ether』の運営とDJをやってる。あと『NEON BOOK CLUB』っていう読書会の企画もしてます。

Atsushi:映画監督をメインでやりながら、たまにDJをやったりしてる。MCNAIのクルー。

Daichi:『Vinyl Youth』のメンバーで江ノ島にある「Oppala」っていうカレー屋兼イベントスペースで働きながらDJをしています。

1人でDJする時と、B2B(複数人でDJをすること)でDJする時の違いって何だと思う?

Kamome:1人でやる時は自分のベストを尽くすって感じ。B2Bの時は、みんなのベストを引き出す感じ。

Daichi:B2Bは互いの良さを引き出すためにやる。お互いを高め合う感じかな。

『i-D HOUSE PARTY 202X』のサウンドってどんな感じにしたい?

Kamome:ハウスとディスコ。同じ世代にもっとハウスとディスコの魅力を知ってもらいたいし、自分たちが思うかっこいいを共有したいです。

Daichi:まあ、ディスコじゃないですかね。やっぱり好きだし、楽しい。全員が幸せになれるサウンドだと思う。

『i-D HOUSE PARTY 202X』に行く道中で聴くべき曲は?

Yiqing:この曲を聞いて来るべき。アゲな状態で来れると思う。

Atsushi:蓮沼執太、U-zhaan、坂本龍一の『Lal』。この曲を聞いてリラックスした状態でくるのがいいと思う。

DJをしていてオーディエンスと「つながり」を感じる瞬間は?

Yiqing:目の前で踊り続けてくれる時。あと誰も知らないような曲なのに、フロアでその曲を知ってて盛り上がっている人を見つけた時。

Atsushi:環境音楽をかけるとフロアの大流を感じることがあって、そういう時はフロアとの繋がりを感じる。

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Juddy(Vinyl Youth)、左 Tenko、右 Kinya(Vinyl Youth)、手前 Zoey

何をしてる人?

Tenko:パフォーマンスアートだったり、写真とか映像を作っています。あと、パーティーのオーガナイズもしています。

Zoey:今は大学院生しながら、フリーランスでモデルをしたり、映像を作ってる。

Kinya:『Vinyl Youth』のメンバーで、遊び人をしています。

Juddy:学生をやりながら、DJをしていて『Vinyl Youth』のメンバーです。

あなたにとって人とフィジカルな「つながり」を作れる空間って重要?

Tenko:もちろん。でも、東京で若者が集まれる場所がクラブか公園しかないと思う。そういうフィジカルな場所から生まれるものって多いはずだから、もっと作っていく必要があると思う。

Kinya:パーティーとかのフィジカルな空間で、一緒にお酒を飲んだり遊んだりすると一気に仲良くなれるじゃないですか。そういう空間ってリアルな場所以外ないと思うし、絶対必要だと思う。

『i-D HOUSE PARTY 202X』は何時から何時までのパーティーにしたい?

Tenko:24時から朝の6時まで。みんなで一緒に終電を逃して、遊ぶって素敵だと思う。

Kinya:別に決めなくていいと思う。ハウスパーティーだし、誰かの家だから疲れたらそこで寝ればいいと思うし、帰りたかったら帰っていいと思う。

誰かとの「つながり」が制作のインスピレーションになったりしたことってある?

Zoey:2年前くらいにManonと初めて出会って、MVを作りました。彼女との「つながり」から生まれた作品は自分の中でもベストなクリエイションだったと思う。

Juddy:ありますね。クラブで会う友達は特に。音楽をやっていない友達からも、『Vinyl Youth』のメンバーからも刺激を受けます。

『i-D HOUSE PARTY 202X』で最後に聴きたい曲は?

Zoey:David BowieのHeroes。去年から激ハマりしてて、めちゃくちゃインスピレーションを受けてる。これを最後にみんなで歌いたい。

Kinya:テレサ・テンのMerry X’mas in Summer。原曲はサザン・オールスターズなんですけど、カバーでこの曲があって。レゲエな感じでめっちゃいいです。真夏の明け方に聞きたいですね。

ここ数年、フィジカルな場所から人々が離れているのは事実だ。しかし、フィジカルな場にはまだまだ可能性が眠っており、ユースは常にそこから得られるリアルな刺激と「つながり」を求めている。『i-D HOUSE PARTY 202X』の「202X」のX部分がどの数字になるかはわからないが、パルコが提案してくれた『TEAM HARMONY』をメインコンセプトとしたパーティーを本当に開ける日をi-D Japanは心より楽しみにしている。


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CREDIT

Creative Director: Kazumi Asamura-Hayashi
Creative Editor: Kazuki Chito
Photography: MELON (TRON management)
Makeup: Hirono Sakamoto
Hair: natsuo