i-DとARTSTHREADによる史上初の学生デザイン・コンペティション
本日から投票がスタート。お気に入りのひとりを見つけて、公式ページから投票しよう!

i-DがARTSTHREADとタッグを組み、2020年度卒業のアート・デザイン系学生に作品を披露するチャンスを与えるべく、史上初の試みである〈Global Design Graduate Show〉を開催。5月に募集を開始したところ、4000以上の応募が集まった。
投票は本日からスタートするが、その前にGucciとのコラボレーションであるファッション部門にエントリーした学生たちをご紹介。
ロンドンのアリス・コー、セルビアのマリア・コゾモラ、ドバイのノア・フーテイトが、自宅で制作したコレクションについて語ってくれた。
部門別の投票ページはこちらから。

アリス・コー(Alice Khor)24歳 / UAL(ロンドン芸術大学)ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション ファッションデザイン・ディベロップメント専攻
卒業制作のテーマ:祖国マレーシアの伝統的な要素と、現代のテクノロジーの融合
──今、どこで作業している?
イーストロンドンの友だちの家にこもってる。ダイニングを即席の作業スペースに変えたの。
──パンデミックによって卒業制作の内容は変わった?
普段の作品制作でよく使うレーザーカッターが使えなくなってしまったけれど、少し時間をかけて、デジタルで作品をつくって展示する方法を考えた。
──将来の夢を教えて。
ファッションを通してポジティブで倫理的な変化を起こすこと。

マリア・コゾモラ(Marija Kozomora) 21歳 / ヨーロッパ・デザイン学院(IED)バルセロナ校 ファッションデザイン専攻
卒業制作のテーマ:コレクションのタイトルは〈MANTRA〉。エコクチュールや天然資源、スローファッションの可能性を探っている。
──今、どこで作業している?
今はセルビアの田舎にある実家にいる。昔使っていた自分のベッドルームをスタジオに変えたの。広い庭もあるから、コレクション制作にはぴったりの場所。
──パンデミックによって卒業制作の内容は変わった?
のんびり過ごすことで、よりプロジェクトのメッセージへの理解を深め、人間としてもクリエイターとしても成長できた。
──オンラインで作品を見せることの難しさは?
私の作品は細部までこだわっているから、写真では質感が失われてしまう。それから服に実際に触ったり、感触や匂いを確かめられないこと。

ノア・フーテイト(Noor Hotait)22歳 / レバノン・アメリカン大学 ファッションデザイン専攻
卒業制作のテーマ:タイトルは〈The Poet At Dusk〉。私の先祖であるベドウィン(※砂漠に暮らすアラブ系遊牧民)に捧げるラブレター。
──今、どこで作業している?
以前はほとんどベイルートのスタジオにいて、何にも邪魔されずにミシンに集中していられたんだけど、3月にドバイに戻らなくちゃいけなくなって。それからずっとラップトップでオンラインの作業しかできない。
──卒業制作を始めたばかりの自分にアドバイスできるとしたら?
この先の人生設計に気を取られすぎないで。
──この数ヶ月を乗り切るのに役立ったことは?
パンやお菓子作り、『クィア・アイ』を観ること。
──将来の夢は?
ファッション業界が生活に与える変化の一端を担いたい。
投票はこちらから。