セイント・ヴィンセントが女性版『ドリアン・グレイの肖像』の製作を発表

St.Vincent(アニー・クラーク)がオスカー・ワイルドの名作を映画化。

by Hannah Ongley; translated by Aya Ikeda
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05 September 2017, 6:20am

Photography by Ben Thomson.

1890年に小説『ドリアン・グレイの肖像』が発表された際、そのスキャンダラスな内容は強い批判を受け、なかには当時の道徳に違反したとして起訴されるべきだと主張した者もいた。しかし、もしドリアンが女性だったら、彼らはどのような反応をしていただろうか。かつては快く思われなかった行為のハードルが、現代では上がってはいるものの、いずれにせよこれは面白い試みだ。特に、セイント・ヴィンセント(アニー・クラーク)がこの哲学的な古典小説を製作するとなると、なおさらだ。

2017年8月17日、『Variety』誌は彼女がオスカー・ワイルドの耽美主義に基づいたこの長編作品を製作すると報じた。原作と1945年に映画化されたバージョンでは、若く美しい姿でい続けたい主人公のドリアンが、自分の代わりに肖像画に歳をとらせるために魂を売るシーンが描かれている。ポール・バーホーベン監督の『エル ELLE』や公開予定の『スレンダーマン』を手がけたデヴィッド・バーク(David Birke)が脚本を手がける予定である。

2017年春に、アニー・クラークは出演者が全員女性のホラー作品集『XX』で監督デビューを果たした。『The Birthday Party』と題された短篇フィルムでは、女性のうつ病を題材にしている。リメイク版『ドリアン・グレイの肖像』の詳細についてはまだ不明なことも多いが、サウンドトラックはきっと最高にイケているにちがいない。

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