プリンセス・ノキアが美の多様性を歌った「Flava」MV公開

「Flava」が収録された『1992 Deluxe』は16曲入り。

by Hannah Ongley; translated by Aya Ikeda
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sep 15 2017, 4:51am

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Jay-Zの『Reasonable Doubt』の発売20周年やA Tribe Called Questの新作発表などが相次いだ2016年は、ラジオでも頻繁に90年代のニューヨーク・シティ・ラップが流れていた。そんな中、プリンセス・ノキアが新曲「G.O.A.T」を発表した。2016年9月にリリースされた『1992』は、アフロ・プエルトリカンのルーツを讃えるクラブアンセムを中心とした9曲入りのミックステープだ。そして先日、2017年9月8日には新曲を8トラック追加し、リマスタリングを行った16曲を収録した『1992 Deluxe』をリリースした。新曲のなかの1曲「Flava」は、自分を愛すること、現代のメディア状況において他者との関係はどのように映し出されているのかを問うモノローグから始まる。

「あなたは私になれないし、私もあなたになれない。それは私たちが異なっているから。だけど女性たちは輝いている。そうは言われたとしても、すべての女性は特別」。そう囁く彼女は同時に、美の文化盗用についても指摘している。「最初は馬鹿にするけど、そのあとは真似したがる」と。

ネオンライトに照らされた薄暗いベッドルームで、彼女を含む4人の少女がお互いの髪の毛をセットしているシーンがこのモノローグには使われている。しかし、曲が始まるとそんなシーンから一変、パールやパステルカラーのスーツ、帽子を身につけた彼女たち(トランスジェンダーモデルのマヤ・モネスは帽子を被る代わりに自身のピンクと黄色が入った髪の毛を腰まで垂らしている)が五番街を闊歩するシーンに切り替わる。ハーレム、マンハッタン、ブロンクスのあいまで育ったプリンセス・ノキアにかかれば、この観光地も彼女色に染めてしまうのだ。