Photography Susie Lau

クイーン万歳:エリザベス女王がファッションウィークに初登場

フロントロウにご着席。

by Georgie Wright; translated by Yuichi Asami
|
26 February 2018, 10:05am

Photography Susie Lau

エリザベス女王がロンドンファッションウィークにお見えになった。王冠は被らず、パステルカラーのグラデーションが美しい1823年製のハウスコートに身を包んだ女王は、『VOGUE』編集長アナ・ウィンターの隣に着席。

女王が訪れたのはRICHARD QUINNのショーで、女王はショー終了後にデザイン部門に新たに新設された「エリザベス女王賞」をリチャードに授与している。王室からの来賓へ讃歌を送るかのように、今季コレクションは女王の衣装部屋を思わせる要素がところどころに散りばめられていた。しかし悲しい哉、オーバーサイズのハットもなければ、(女王が飼っていることで知られるコーギーたちがランウェイを歩くこともなかった。しかしもし、犬がランウェイを歩けば、女王に向けた静謐なランウェイ体験とは正反対のものになってしまっていただろう。

リチャード・クインは、見事なデザインをもって女王の著名なスカーフ・コレクションに敬意を示している。ショーを終えたクインはi-Dに「バルモラル城(訳注:女王がスコットランドで休暇を過ごすとき際に滞在する)へのオマージュなんだ」と話してくれた。なかでも、女王が暑い田舎道を馬車で進むときに風でスカーフが煽られて顔に当たる瞬間の再現は見事だった。

Photography Susie Lau

一見サプライズに思える今回の出来事だが、ハイファッション界にエリザベス女王が携わるのはこれが初めてではない。2月19日には、アシュリー・ウィリアムズやアジョア・アボアー、ナオミ・キャンベルらファッション業界の著名人をバッキンガム宮殿に招待して、毎日に4杯は飲むというジン・トニックで乾杯をしている。エリザベス女王は平凡なおばあちゃんではない。最高にクールなおばあちゃんなのだ!

エリザベス女王がファッション・ウィーク・デビューを飾る1ヶ月前には、ヘンリー王子が婚約者のメーガン・マークルがブリクストンの若者向けラジオ局〈Reprezent〉を訪れ、王室が身近な存在となったことを印象づけている。ここで次なる疑問が頭を過ぎる。……次は何だろう? チャールズ皇太子がカニエ・ウェストのステージに飛び入り参加? 『デイリー・メール』誌がウィリアム王子のセックス動画をが入手? それも時が来ればわかる。今は時が満ちるのを待つばかりだ。

Photography Susie Lau

This article originally appeared on i-D UK.