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エイミー・ワインハウスの幸福で平穏な日々を収めた写真集

友人の写真家がカメラに収めた、ありのままのエイミー。

by Roisin Lanigan
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24 October 2018, 9:38am

今からちょうど10年前、エイミー・ワインハウスはキャリアの頂点に立っていた。そう考えると感慨深い。世界的な名声と成功、そして彼女のなかの悪魔と闘いながら、エイミーは『Back to Black』をリリースし、2008年の第50回グラミー賞で5冠を達成。チャートでも上位にランクインし、当たり前のようにパーティ三昧の日々。ナイトクラブでのパパラッチとの小競り合いが日常茶飯事になっていた。

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エイミーが、当時22歳の写真家ブレイク・ウッドに出会ったのも2008年だった。ブレイクは今年7月、新しい写真集『Amy Winehouse』を上梓。写真集には、エイミーがメディアにもファンにも隠していた内面を収めた、親密なスナップショットが掲載されている。「彼女の声に、すごく共感を覚えていました」とブレイク。「私のなかに、強い決意があったんです。もし彼女と私の人生が交差することがあったら、私は彼女の支えになりたいって。彼女が私を支えていてくれたように」

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ケリー・オズボーンの紹介で初対面を果たしてから、ふたりは親友となり常にいっしょにいた。ふたりで協力して、ロンドン・カムデンにあるエイミーの自宅周りで昼夜を分かたず待機するパパラッチから逃げたこともあった。ふたりの関係は、2011年、27歳の若さでエイミーが亡くなるまで続いた。

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2018年7月27日に出版された写真集は、ふたりの友情の証、エイミーの人生の感動的な記録だ。クラブから出てくる姿や、酔っぱらったりハイになったり疲れきった姿の写真には事欠かないエイミーだが、ブレイクの写真は、それとは違う彼女の姿をとらえている。「彼女の健康問題を抱えた姿やドラッグをキメている姿を写すことに関心はなかった」とブレイクは本書で記す。「私にとって、それは彼女の真の姿ではなかった。そんなのフェアじゃないし、二番煎じになってしまうし、思いやりの心が欠けていると思った」

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セントルシアの浜辺で笑うエイミーも、レコーディングスタジオでリラックスしてどこかを見つめているエイミーも、パブの鏡の前でトレードマークであるアイライナーを直すエイミーも、写真のなかの彼女は自然体で、彼女らしさ満開で、自分が置かれた状況にも心穏やかな様子をみせている。「彼女は、人間のかたちをした〈愛〉だった。私は彼女が大好きだった」とブレイクは記している。

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「彼女は、純粋なかたちで愛を体現する人間だった。周りの人間に、自らのなかにある美点や愛を見つけることを促してくれた。掲載写真は、私のクローゼットに眠っていた作品だ。観るのもつらく、奥底にしまっておいた。でも今は、私がみた彼女を観てもらいたいと願っている。まぶしいほどに輝く、愛あふれる光のような彼女を」

ブレイク・ウッド写真集『Amy Winehouse』は現在発売中。

This article originally appeared on i-D UK.

This article originally appeared on i-D UK.