Photography @mitchell_sams

失われた〈ハッテン場〉を求めて:Cottweiler 19AW

イーストロンドンの地下駐車場で行われたCottweiler2019年秋冬コレクションは、夜の男漁りで身を隠せるアイテムを発表した。

by Ryan White; translated by Ai Nakayama
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11 January 2019, 3:51am

Photography @mitchell_sams

Cottweilerが2019年秋冬コレクションショーの舞台に選んだのは、イーストロンドンの駐車場の、地下12階。テーマは〈失われたクルージング行為〉。ほとんど真っ暗なコンクリート製のスペースは、オンラインの簡単な出会いにとって代わられて今やついえてしまった、前時代的なゲイの男漁りカルチャーを再考する場へと変貌した。

ランウェイには苔むした男性用便器がふたつそびえ立ち、水が流れていた。公園の周縁を取り囲むフェンスを思わせる仕切りもセットされており、まるでロンドン・メンズファッションウィークの喧騒から遠く離れてしまったかのような気分だった(前日に観た、チャールズ・ジェフリーのショーでも同じような感覚を得た)。ショーが始まると、照明の白い光が鋭く空間全体を照らし、TR-808の重低音がスピーカーから鳴っていた。今回音楽を手がけたのは、THROWING SNOWだ。

そんな生々しさのあるランウェイの上でコレクションは発表された。カラーパレットは、モスグリーン、ブラック、ミッドナイトブルー、オリーブ。ハイライズのアシッドプリントジーンズにプリントシルクTシャツをタックイン。スポーツモチーフや、ゲイカルチャーの古いシンボルが、コレクションにごった煮的かつ知的なアイデンティティを加えていた。

夜になり、健全な公共の場が、性の香りをまとった舞台となる。このコレクションは夜、ハッテン場へと向かう男たちが身を隠すための、カモフラージュのような印象を残した。大衆車ブランドのロゴがあしらわれたベースボールキャップは、誰もが例外なく、ハッテン場の奥深くへと足を運ぶ可能性があることを示唆していた。

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COTTWEILER CRUISING COLLECTION
COTTWEILER CRUISING COLLECTION
COTTWEILER CRUISING COLLECTION
COTTWEILER CRUISING COLLECTION
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cotweiller cruising collection

Credits


Photography @mitchell_sams

This article originally appeared on i-D UK.