「ひとりひとりにできることを」自主隔離フォトダイアリー:嶌村 吉祥丸

東京を拠点に活動する写真家、嶌村吉祥丸の目を通して見る自主隔離の日常。

by i-D Japan
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19 May 2020, 8:00am

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって浮かび上がった問題がひとつではないように、日常も多様な顔をもっている。見慣れた日常の風景も、今では少し違ってみえている。それではさて、写真家たちは目下のコロナ・デイズに何を見出し、どこでシャッターを切るのか。

〈自己隔離フォトダイアリー〉シリーズの最後を飾るのは、東京生まれで、東京を拠点にファッション誌、広告、ポートレート写真など様々な分野で活躍する嶌村吉祥丸

──新型コロナウイルス(COIVID-19)の感染拡大の前と後で変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

今の私たちにとって、既存の概念や思想を再構築することが重要だと思っています。きっと前よりも目を向けたり、耳を傾ける機会が増えたのではないでしょうか。朝日や夕陽に。音楽や呼吸に。精神や肉体に。自然や人間に。その変化に対し、ニュートラルに向き合うこと。直感的な本能に呼応することに加えて、知識に裏付けされた論理的な判断をすることが必要だと考えています。

そもそも”社会”とは何なのか。西洋近代型の概念である”society”は必ずしも”社会”と同義ではないように、“社会”という抽象概念は、所謂”専門家”にとっても捉えることは容易ではありません。しかし抽象的であるということは、余白が十分にあるということでもあります。現在あなたの思想や価値観がこの”社会”を捉え、そして形作っていることを自覚し、思考し続けることが大事なのではないでしょうか。

──今後の社会に期待することはありますか?

私たちひとりひとりが隣人を思いやり、次の世代に対し責任を持ち、愛をもって生き物や自然と共生することができれば、少しづつでも本質的に豊かな社会になっていくと思います。そのために、私たちは問い続ける必要があります。”社会とは”、”政治とは”、”価値とは”、”生きるとは”。子どもたちに対して、少しでも多くの選択肢を与えられるような社会を期待します。

ひとりひとりにできることを。思考することをやめないでください。

Kisshomaru Shimamura, quarantine in photos
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@kikisshomaru


All images courtesy Kisshomaru Shimamura

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