i-DとARTSTHREADによる史上初の学生デザイン・コンペティション

アート・デザインの各部門からお気に入りのクリエイターをひとり選んで投票しよう。

by Tom George; translated by Nozomi Otaki
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28 August 2020, 3:00pm

i-DとARTSTHREADが開催する、2020年度卒業のアート・デザイン系学生に向けた、史上初のデザイン・コンペティション〈Global Design Graduate Show〉。

今回は、Gucciとのコラボレーションであるファッション部門にエントリーした3人のデザイナー、ポーランドのアレクサンドラ、パリのシャルロット、イスラエルのマリアをご紹介。コースを終えた今の想いや、パンデミックが作品に与えた影響を語ってもらった。

お気に入りのひとりを見つけて、公式ページから投票しよう。期間は9月14日まで。

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アレクサンドラ・シュチャコル(Aleksandra Szcząchor)23歳 / ポーランド クラクフ・スクール・オブ・アート・アンド・ファッションデザイン KSA ファッションデザイン専攻

卒業制作のテーマ:タイトルは〈Girls just wanna…〉。女性らしさの二面性について考察している。

──パンデミックによって卒業制作の内容は変わった?

完成させたのはロックダウンの前だったけど、展示がキャンセルになって、若いデザイナーにとってはすごく重要な、プロに作品を見せる機会がなくなってしまった。

──この数ヶ月を乗り切るのに役立ったことは?

両親が支えてくれたこと。

──オンラインで作品を見せることの難しさは?

フロントロウの反応を見たりだとか、ランウェイで感じられる魔法が失われてしまうこと。それから大量の情報を突破するのも大変。ネット上では誰でもクリエイターになれるから、注目を集めるのは難しい。

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シャルロット・ヴィンセント(Charlotte Vincent)25歳 / フランス アンスティチュ・フランセ モード ファッションデザイン・テクニック専攻

卒業制作のテーマ:タイトルは〈Ceremonial constructivism〉。帝政ロシアがインスピレーション源になった。

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──今、どこで作業している?

父のアパート。父の古いデスクに小さなアトリエをつくった。パリの街を見下ろせて、景色が最高なの。

──パンデミックの影響で作品の数は減った?

ルックをひとつ減らさなければいけなくなったけど、そのおかげで余裕を持って作業ができたし、リサーチも深められた。始めるときに、作品の仕上げやディテールについてじっくり考えることができた。

──この数ヶ月を乗り切るのに役立ったことは?

愛する人たちがいてくれること、それから毎日1時間の散歩。音楽を聴きながらセーヌ川沿いを歩いたり、水面に映るパリの明かりを眺めたり。

──この期間から得たものはある?

周りのひとの大切さ。彼らと共有したり、議論したりすること。友だちや先生と電話したことも良い刺激になったし、励みになった。

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マリア・ゲトマンスキー(Maria Getmansky)28歳 / イスラエル シェンカー工学芸術大学テキスタイルデザイン科

卒業制作のテーマ:タイトルは〈BASIC THOUGHTS〉。パンデミックのあいだの私の感情や精神状態を表現した。

──今、どこで作業している?

スペースが必要だったから、狭いアパートの床が私の新しいデスク。

──卒業制作を始めたばかりの自分にアドバイスできるとしたら?

リサーチにそんなに時間をかけないで、もっと実験してみて。

──この数ヶ月を乗り切るのに役立ったものは?

ロックダウンの直前に買ったタフティングニードル。作品は結局すべて手縫いで完成させたの!

投票はこちらから。