祝、国際女性デー、女性の視線の先に見えるもの
今年も私たちは、女性の視点からとらえられるクリエイティブについて考え、読者の彼女たちから見えた世界を共有してもらいました。写真の多くは、彼女たちが大切にする人との親密な関係性や、自身の内面に向き合ったものがとらえられています。多くの読者の方々が公募に参加してくださいました。この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

Shu Aoyama, 29歳, 東京
── 何についての写真?
川辺で一人読書をする彼女は、ヴァージニア・ウルフの言う「自分ひとりの部屋」を持っているように見えた。
── あなたはなにをやっている人ですか?
映像制作の会社で制作進行をしています。
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
母親。苦労して資格を取り、働く女性だったので、家父長的なジェンダーロールを私に押し付けることなく、適度に放任してくれた。おかげで私は他の女性と異なる生き方を選ぶことを躊躇しない。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
ヴァージニア・ウルフが女性のクリエイターに必要と言っていたものを現代日本に住む私が手にできていないこと。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
多様な女性の生き方の提示。結婚、出産、キャリア、全てを揃えるのが女性の幸福な人生の条件ではありません。それらを全て手にしていないとリーダーの資格がないような風潮がありませんか?
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
そろそろ、伝統的な母親像は役目を終えていると言うことを、皆で認識すべきです。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
女子校に行くのはやめたほうが良かったと思いますよ。
── 女性であることの何が最高?
複雑なホルモンの作用によって、心も身体も毎日違う状態であれることです。自然のものは良い状態も悪い状態も日々移ろうものです。
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
良いコンディションと悪いコンディションの波によって複雑な感情が湧き起こる。そこから生み出される文章や音や色彩。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
自分の名前よりさきに、私は女性ですが、と話始めないといけない時。
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
今は特にない。ただ女性として生まれただけ。先人の成したことは私の功績ではないし、それは勘違いできないところです。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
いつも誰かが安心できる存在でありたい。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
ごちゃごちゃしたことをごちゃごちゃしたままにしておける、おおらかさ。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
今は写真です。あと文章もきちんと書きたい。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
ある。完璧であるのが当たり前であるとされていること。

カルメン・イヴェイジャン (Karmen Ayvazyan), 30歳, ベルギー・アントウェルペン
── 何についての写真?
友人のナチュラルな美しさを写真で見せたくて撮った。加工もPhotoshopでの編集も加えずに、綺麗な妊娠線も隠さないそのままの肌。
── あなたはなにをやっている人ですか?
フリーランスフォトグラファー
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
女友達のみんなから毎日影響を受けている。互いを支えて勇気付け合える彼女たちに囲まれていることが幸せ。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
自分たちのためにできることは沢山あるけど、美しいマインドを持つことはどんな時も大切。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
新鮮な考え方や見方。男女の賃金の格差を埋めるために女性によるリーダーシップが必要。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
より前向きな環境を作るために、平等について話し合って、どの組織にも女性のリーダーシップを組み込むべき。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
自分に優しくこと。明るい未来を信じること。
── 女性であることの何が最高?
他の女性に感謝されたときが最高だと思う。
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
誰だってみんなクリエイティブになれる。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
キャリアと私生活の両立
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
強くて、自信のある女性でいることが大好きだし、それはずっと変わらない。女性は毎日色々なことを抱え込んでいるけど、それは私たちをボロボロにさせているんじゃなくて、強くさせてるの。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
大切な人たちのそばにいることと世界中を旅すること。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
ユニークに自分を表現すること。他の人がその人なりの自己表現をすることを受け入れてあげること。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
芸術を生み出し続けること。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
社会的ステレオタイプ

栗田理沙, 22歳, 滋賀県
── 何についての写真?
非現実的な美の理想に疑問を投げかけたい。肉体はアイデンティティであり十人十色である。それぞれが持つ個としての在り方を賛美したい。
── あなたはなにをやっている人ですか?
スタジオスタッフ
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
アシュリーアーミテージさん。幻想的な世界観の写真が私達女性の楽園のように感じました。男性視点の女性像が歴史や社会に広がっているように感じ、「女性はこうではならない。」と言われているようで違和感があります。アシュリーアーミテージさんの作品は女性視点の世界観が広がっており、それぞれの持つ個性やアイデンティティを大切にしているように見えます。ありのままの美しさをアシュリーアーミテージさんの作品を通して実感し、勇気を貰いました。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
これだけ男女平等について声が上がっているにも関わらず、まだまだ性差が存在していることです。就活をしているとき、やはり役職についている方はほとんどが男性であり、中小企業では、女性は妊娠し退職している職場が多いことに驚きました。令和のこのご時世に。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
わかりません。答えが知りたいです。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
ステレオタイプの女性像の概念を壊すこと。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
社会についてもっと勉強をしな!
── 女性であることの何が最高?
ファッションやメイクなど友達と話せること。女子トーク最高!
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
性的な欲ではなく本質を見れること。男性が撮るポートレートと女性が撮るポートレートはやっぱり視点が全く違うと思います。性ではなく人と向き合えているように感じます。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
体力的な問題。スタジオスタッフとして働いていますが、思い機材などスムーズに運ばなかったりと男性との体格差を実感します。
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
肉体や考え方など全てです。女性として生まれ生きていることです。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
自分の世界観を表現できる写真家になることです。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
視点を大切にしていることだと思います。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
たくさんの本を読み、いろいろな世界を知ることだと思います。いろいろな世界を知ることで改めて自分がわかるように感じています。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
女性は結婚して子どもを産んで家を守ることという考え方。とても古い考え方だと思いますが、田舎ではまだまだそのような固定概念が充満しています。田舎出身の私はその考え方に息苦しく感じました。いずれは子どもを産みたいと思っていますが、人に強制することではないと思っています。

Rika Sato, 27歳, 徳島県
── 何についての写真?
祖母を撮りました。
── あなたはなにをやっている人ですか?
Photographer/Web Writer/Web Design
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
前職のボスです。初めて仕事を楽しいと思わせてくれた人で。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
日本の女性地位向上に対する意識が他国に比べ著しく低いことです。むしろ他国はここまで進んでいるんだなと。改めて日本での女性差別に対するawarenessを広げ、日本女性のempowermentを進めていけるようにしようと思うきっかけになりました。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
まずは女性がチャンスを掴めるような具体的な教育制度や道筋を会社、行政機関単位などで設けることではないでしょうか。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
自分達女性がまず知識・知恵をつけることです。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
肩の力を抜いて人生楽しむこと
── 女性であることの何が最高?
女性の痛みがわかること
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
男性との差を感じさせられる抑圧の中で、反発しようとするモチベーションから生まれるアート
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
生理
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
生理があり、子供を授かれるチャンスがあること
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
母親になり、実母に恩返しをすること
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
常に変化し物事を受け入れていくこと
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
義務感にとらわれず、自分の心を解放してあげること
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
女性だからできない仕事があると思われていること

Sari Okura, 25歳, 東京都
── 何についての写真?
姉について
── あなたはなにをやっている人ですか?
写真家 / 占い師
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
姉
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
自分で自分の事を愛する事
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
一度も鏡を見なくても出かけて良い朝
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
"〜の為に"からの解放
── 16歳の自分へのアドバイスは?
自分のユーモアを愛してあげてほしい
── 女性であることの何が最高?
柔らかさ
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
Dear Dearな寄り添う気持ち
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
外見の美しさを大きな価値であると感じてしまう事
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
弱さを愛してあげる事は強さだと知っている事
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
ずっと選び続けていく事。選べる自分でいる事。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
心の底にある湖
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
悲しい時にきちんと泣く、怒った時にダンスする
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
母や娘や妻や彼女と呼ばれる事

ジェニファー・タン (Jennifer Tang), 25歳, 香港
── 何についての写真?
デニスは私の親愛なる友達。家でリラックスした状態の彼女をただただ写真に収めたかった。コンプレックスを乗り越えて、私の目に映る美しくて立派な彼女の姿に気がついて欲しかった。この写真の全てが大好き。
── あなたはなにをやっている人ですか?
フォトグラファー・コンテンツクリエイター
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
ステファニー・タンは私が本当に尊敬するフォトグラファーの友達。私の今の課題でもあるけど、彼女のコマーシャルとプライベートでの仕事のバランスの取り方が素晴らしい。自分の制作物にしっかりコミットしているし、その作品自体がそう物語っている。彼女の作品と過去のプライベートの話をインタビューしたときに魅了された。あのときに、私たちは皆、苦しみもがき、それが美しさとなって自分の思うように変わっていくということを学んだの。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
自分に厳しくしすぎるから、セルフラブはそう上手くいくものではない。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
信頼して、受け入れ、ジャッジを減らすこと。もう少し我慢強く、同情もすること。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
女性でサポートし合うと私たちはよく言うけれど、実際は、無意識のうちに競争し他の女性の成功に嫉妬しているように感じる。いつしかものすごく競争心に燃えて、目的地に辿り着くまでにお互いを蹴落とし合う様子を見るのが辛い。女性にもっと多くのチャンスを与えるべきだけれども、自分たちの中で解決しなければいけないことがあるだろうし、もっと感謝の気持ちとジャッジを少なくすべき。男性との関係ですら大変なのに、どうして自分たちで優しくすることさえできないの。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
あなたのことを利用しようとしてくる人に沢山出会うから、自分のボーダラインを決めて。嫉妬は核心からあなたをダメにするから、他の人と自分を比べずに、良いことだけを吸収し、感謝して、そして手放して。もう少し他の人に愛情を注いで。特に自分にね。助けを求めてもいい。自分で全てを抱え込む必要はない。自分の弱さを見せてもいい。あとで、それは美しかったって知ることになるから。
── 女性であることの何が最高?
優しく、繊細になれるのと同時に、強くもなれること。それ自体が美しいものだし、同情もできて、そこから色々な考え方もできるようになる。直感を大切にしていて、全てのことに簡単に感情を持てることが大好き。私のクリエイティビティの源になっている。
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
女性の作品から生み出される経験は、私たち独自のもの。私たちの視点は、男性が創り出すことのできない感情的な繋がりと肯定さをもたらしてくれる。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
実は、女性らしさを受け入れることに難しさを感じた。女性とは弱くて劣っていると思われている環境で育ったから、そういう考えが内側から根付いてしまった。男性から認められたい、見られたいとよく求めてしまう。今は周りの女友達に助けてもらいながら、その考え方を一生懸命変えようとしている。だけどそれと同時に、クリエイティブな女性たち間での嫉妬にもまだ悩まされている。
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
自分の感情に順応できることを誇りに思う。自分をさらけ出して感情を受け入れることも怖くない。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
自分の考えやビジョンを他の人たちと共有し続けて、その経験の中に心地良さを見つけてほしい。一方で、不快的で忘れられている美しさを見出すことにも感謝したい。彼らが違った見方や考え方ができるようにも良い影響を与えていきたい。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
自分の行動に責任を持ち、自分の信念に忠実であること。自分のために声をあげ、他の誰にも私の発言権を奪わせない。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
いつも他の人の話に刺激を受けているから、自分とは生き方の違う様々な人にもっと出会いたい。ポートレートを撮るのが大好きで、私の目に映る彼らの様子を写真を通して表すのがとても快感。自分の中の葛藤から作品を創り出すことで、人々に共感と安らぎを感じてもらいたい。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
より「男性的」に行動することは女性らしさが失われることではない。繊細になることは、私たちを弱くさせるわけではない。

ミンジ・ヅォウ (Mengqi Zou a.k.a kiki), 26歳, 中国・黄山市
── 何についての写真?
当時、従兄弟と一緒に住んでいた友達に会いに黄山に行ったの。綺麗な洋服を着て、メークをして、ガールズナイトを沢山した。私がこの写真を撮ったとき、彼女たちは見つめ合っていて、すごく可愛らしい瞬間だった。
── あなたはなにをやっている人ですか?
フォトグラファー
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
ペトラ・コリンズが大好き。彼女のドリーミーな写真のスタイルに確実に影響を受けた。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
中国語には、女人似水(水のような女性)という言葉がある。女性は優しく柔らかく振る舞える、という意味だけでないことに大人になればなるほど気がついて。女性は力や強さも持ち合わせていて、あらゆるものを吸収し、身につけることができるという意味もこの言葉にはあるということを学んだ。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
芸術、ビジネス、日常生活を通して、女性の声が届くような機会をもっと作るべき。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
体のことやどんな服を着てもいいということに敬意を払うべき。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
大胆に、自由に、クリエイティブに、自分探しをして、自分の体に好奇心を持って色々試してみて、誰に対しても恥ずかしがらないで。
── 女性であることの何が最高?
自分の体を愛せるようになったとき。
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
体のことや力を探求すること。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
典型的な中国の家系に生まれたことによって、母からは結婚するように期待されているけれど、私にとってはそれが一番したくないこと。
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
セクシーで強くて、「水」のようなパワーを持てること。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
最高の女性フォトグラファーになること。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
女性であることは、アイデンティティをより意識するようになること。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
女性の写真をもっと撮っていきたいし、もっと大胆におしゃれしたい。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
「女の子って自撮りするのが本当に好きだよね…」って言われること。もうやめて。

オウドゥリー・グレッツ (Audrey Gretz), 25歳, 東京都
── 何についての写真?
寒い日に、ビーチにドライブしに行ったときに撮った写真。この女性たちのチームで作品を作り上げると、いつも心地よく、美しく、ちゃんと自分を見てもらえている気がする。この写真はそんな日のお気に入りの写真。見ている気もするし、見られている気もする。
── あなたはなにをやっている人ですか?
スタジオアシスタント
── 自分のキャリアに最も影響を与えた女性は?どのように影響を与えた?
親友。いつも勇敢な決断をする気にさせてくれる。
── 女性であることについて学んだ中で最も予想外だったことは?
自分の体が自分のもののように扱われないこと。
── 女性がリーダーシップを発揮する場をもっと作るために、社会はなにが必要?
権力のある立場にいる50歳以上の男性の割合をもっと減らすべき。
── 女性にとってより良い世界を作るためには何をすべき?
わからない。でも、メディアだけでなく、政治やビジネスにおいても表現から始まると思う。
── 16歳の自分へのアドバイスは?
早く写真を撮り始めて。
── 女性であることの何が最高?
家族といれること。
── 女性だからこそ生み出せるクリエイティブとは?
わからない。女性には何だってできる。
── 女性であることで一番困難に思うことはなに?
自分がどう思うかより、他人の気持ちや意見を考えてしまうこと。
── 自分が女性であることに対して誇りに思うことは?
全て。醜い部分。自分の声を上げるとき。友達と笑っているとき。見られていることを忘れていたときも。自分のことを認識されていないときが、女性として一番誇りに感じる。
── あなたが人生で成し遂げたいことは?
ビーチにある家、ダルメシアン、そして自分が撮った写真でいっぱいの壁。
── あなたの思う「女性らしさ」「自分らしさ」とは?
馴染むためでなくて、自分の言葉で自分のアイデンティティを定義すること。特に、それが破壊的な場合でも。
── 自分らしさを表現する為に続けたいことは?
毎日写真を撮って芸術を生み出すこと。
── 打ち壊したい女性へのステレオタイプはある?そしてそれはなに?
成功するためには「魅力的」でないといけないと思われていること。