ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』からインスパイアされた DIOR FALL 2022 MEN’S COLLECTION

メンズ初となったロンドンでのショーでは、ビート・ジェネレーションの自由な創造性をテーマとした展覧会も開催。

by i-D Japan
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10 December 2021, 9:46am

©︎Brett Lloyd

キム・ジョーンズがメンズ アーティスティック ディレクターに就任して以来、フォールコレクションはインスピレーション源となった世界各地でショーを開催してきたDIOR。コロナ禍を経て2年ぶりのフィジカル開催となったフォール 2022 メンズ コレクションは、メンズとしては初となるロンドンにてショーが開催された。今回のコレクションはアメリカの小説家・詩人であるジャック・ケルアックの代表作『オン・ザ・ロード』からインスパイアされたという。

ムッシュ ディオールが1947年に初のコレクション「ニュールック」で鮮烈なデビューを飾ったまさにその年、海を隔てたアメリカでは、一人の文学青年が仲間とともに大陸を横断し奔放な放浪生活を満喫していた。後にキング・オブ・ビートと称されるこの文学青年が、その体験を書き綴ったのが小説『オン・ザ・ロード』だ。ジャック・ケルアックと同時代を生きたクリスチャン・ディオール、そして現在、メンズ アーティスティック ディレクターを務めるキム・ジョーンズは、ともに熱烈な旅行者でもあり、旅で出会う多様な文化からのインスピレーションをもとに時代の新たな価値観や美意識を提示してきた。まさにそのクリエイションの姿勢において、ケルアックと大きく共鳴すると言えるだろう。

今回のショーは、タイプ紙をロール状につないで3週間で一気に書き上げたという『オン・ザ・ロード』の原稿をランウェイに見立てるなど、ケルアックの人生や文学に深い敬意を捧げる演出、ストーリーで開催されるとともに、 ビート・ジェネレーションの自由な創造性をテーマとした特別な展覧会 “NOWHERE TO GO BUT EVERYWHERE”が同時開催された。展覧会会場となったオリンピア・ロンドンには、キム・ジョーンズの個人コレクションからビート・ジェネレーションに関する貴重な書籍や原稿が特別公開され、ショーに参加したゲストは、今回のテーマや世界観をより深く体験することができる構成となった。

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