CREATED WITH VALENTINO

i-D x VALENTINO スペシャルムービーに主演した池田エライザが語る、マインドセットについて。

慣習にとらわれず、性別や 年齢、場所の垣根を超え活躍し続ける池田エライザ。コロナ禍での過ごしかたやマインドセットについて話してくれた。

by Saki yamada; photos by Kisshomaru Shimamura
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17 March 2021, 1:20am

CREATED WITH VALENTINO

モデルからキャリアをスタートし女優、監督、歌手として活躍の場を広げていく池田エライザ。自粛期間中に自分と向きあう機会を多く持ち、人生について考えずにはいられなかった。「目標や夢を持ちなさいって言われるんだけど、そのうち目標を持つことが目標になってくる。自分が抱いている夢は本当に自分が尊敬できるものなのか分からなくなった」とエライザは当時を振り返る。

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ELAIZA WEARS ALL CLOTHING VALENTINO

エライザのプライベートは、人々が求める華やかなイメージとは違った。1日に3冊もの本を読み終えてしまうくらい読書家な彼女は、実はそのインドアな私生活にコンプレックスを感じていた。外へ出るときは世間の期待に応えるため、派手な衣装とメイクで「女優・池田エライザ」というキャラクターを作り上げる。自分と他人の理想像のギャップに疲れ切っていたと言う。エライザにとって、ステイホームは社会のプレッシャーから本来の自分を解放する時間となったという。リアルでのコミュニケーションが途絶える一方、オンラインでファンと直接コミュニケーションを取ることは、彼女にとって自信を取り戻すきっかけとなったのである。


「ずっと自分のどこを好きになってほしいのかわからなかった。だけど『私たちは表情がコロコロ変わったりとか楽しそうに笑ってるエラちゃんが好きですよ』って言ってくれるみんながいた。悩んでる自分でいいんだって思えた」。ファンとの交流を通じて、エライザの意識は少しずつ変わり始めていた。

自分の本来の姿に立ち戻っても、ファンは受け入れてくれる。そう思うことで、自分の無意識に潜んでいたプレッシャーを乗り越えていった。マインドセットを変えて物事を捉えるようにしたのだ。

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ELAIZA WEARS ALL CLOTHING VALENTINO

エライザがこうしてマインドセットに成功したのは、自粛期間中に勉強することを習慣化させたからだ。ニュースや人の発言には表面的な問題以上にもっと根深い原因がある。それを理解するためには多角的な視点と想像力が必要だと考えたエライザは、人のコンプレックスについて調べるようになった。歴史的背景や生活に根付く風習は知らぬ間に人々にプレッシャーを与え、やがて隠れたコンプレックスになる。その存在に気付くことは優しさであり、問題解決の鍵となるのかもしれない。「誰かが敵だって言ったから敵なだけであって、普通に生きてて敵だと思うような人はいないんだなって思う」。こうした学びの時間は、エライザ自身をよりマイルドな人間へと成長させた。

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ELAIZA WEARS ALL CLOTHING VALENTINO

プレッシャーを克服しコンプレックスを理解することの大切さを知ったエライザは、人前で表現することが楽しみで仕方ないと言う。「切羽詰まってないし、どう見られたいか考えなくなった。ただその日に対してワクワクしたり、自分が賛同できることをフォローする。このマインドで働けるのは初めて」。その状態をキープすることは難しいが、だからこそ自分がいる環境を変える必要がある。そのためにも彼女は自分から出向いて共有する時間に重きを置きたいと語った。その時間は人間同士のより強い結び付きを育むからだ。

ポジティブな心境で2021年を迎えたエライザの夢は、ものすごくシンプルになった。より立体的に活動をしている音楽制作や脚本を書くことなど、自分が楽しいと思えることをスキルとして身につけるためにストイックであり続けること。そのためにただアクションを起こせる自分であり続けることだ。

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ELAIZA WEARS ALL CLOTHING VALENTINO

all clothing by Valentino


CREDIT

Starring Elaiza Ikeda
DirectorKisshomaru Shimamura
Director of PhotographyKisshomaru Shimamura
Camera assistance Hiro Osawa, ShoMax Arai(McRAY), Naoki Usuda
Lighting Director Yoshitaka Shimamura
Lighting Director assistance Tetsuya Kusu
Stylist Shohei Kashima (W)
Styling assistance Sumile Uegane, Ayami MasudaTaku Kato,Haruyo Koeda
Hair and Make-up Masayoshi Okudaira
Flower Koichi Hashiguchi
Flower assistanceManato Itsubo

i-D Japan
Creative Director Kazumi Asamura Hayashi
Project Manager Takuya Oeda
Operation Producer Shion Kimura

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