Gucciが〈CHIME FOR CHANGE〉でジェンダーの平等を呼びかけ

新しいジェネレーションと協力してGucciがZINE『CHIME』や短編映画を制作した。

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05 February 2019, 4:47am

Gucciによって2013年に設立されたグローバルプロジェクト〈CHIME FOR CHANGE(チャイム・フォー・チェンジ)〉。過去6年間にわたり、さまざまなコミュニティに支援を行なってきたこのプロジェクトの最新スローガン「To Gather Together」が1月28日に発表。新しい世代と協力して、ジェンダーの平等を加速・推進することを呼びかけるため、新たなアイデンティティ、社会貢献プロジェクト、クリエイティブコラボレーションが続々と公開されている。

今回の発表にあたり、Gucciのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレは、「私たちが世代やコミュニティの違いを超えて、手を携えて集まることができれば、本当の意味での変革をなしとげることができるでしょう。若者たちの自分を表現することへの恐怖心のなさに接するとき、私は自由と平等の未来が実現するのだという希望を抱くことができるのです」と語った。
〈CHIME FOR CHANGE〉の新たなアイデンティティは、政治や社会問題へのメッセージを表現するイタリアのアーティスト、MP5とのコラボレーションによるもので、あらゆる意味で区別されることのないひとびとのシルエットを用いて表現されている。

1月27日にはサンダンス映画祭にて、ブラジル、カナダ、インド、イタリア、シンガポール、南アフリカ、UAE、英国、米国のZ世代の若者たちにとって〈ジェンダー〉が持つ意味を探った、ジェイド・ジャックマンと〈Irregular Labs〉によるショートフィルム『The Future is Fluid』のプレミア上映イベントを主催。

またジェンダーの平等と自己表現を訴える世界中のコミュニティの声をさらに大きなものとするため、アダム・イーライの編集による雑誌『CHIME』の創刊号を発行。世界中の活動家、アーティスト、ライターたちが寄稿しているこの雑誌のデジタル版はCHIME.GUCCI.COMで読むことができる。

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『CHIME』より

そしてユニセフへの支援や、世界中のさまざまな活動への支援資金を募るクラウドソーシングなどのキャンペーンも継続して行なわれる。

Gucciの社長兼CEOのマルコ・ビッザーリは、「〈CHIME FOR CHANGE〉を新たなフェーズに進めるにあたって、Gucciがこれまで、より公正で公平な世界の実現に関わってきたことを再確認し、大いに誇りに思います。ジェンダーの平等を実現することは、私たちがともに未来を築くために欠かすことはできません。Gucciと〈CHIME FOR CHANGE〉は、私たちがもつクリエイティブパワー、全世界に広がる社員たちの参加、そして非営利プロジェクトへの支援を通じて、対話を生み出し、次世代のリーダーたちをエンパワーメントしていきます」と述べた。

このプロジェクトを通してGucciと〈CHIME FOR CHANGE〉は、ファッションに〈平等〉という普遍的なトレンドを生み出した。現在の社会情勢のなかで、このキャンペーンは無知と不寛容さから脱却するための大きな一歩なのだ。