王国を拡大するリカルド・ティッシ:Burberry 2020春夏

ティッシ流のひねりを加えた、シンプルで普段使いできるアイテム。「Burberryでの最初の1年は、このブランドを理解し、Burberryのルールを新たに書き換えることに費やしました」

by Felix Petty; translated by Nozomi Otaki
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01 October 2019, 4:53am

Burberryのチーフクリエイティブオフィサーに就任して3回目となるコレクションで、リカルド・ティッシは、自身のイメージのなかで、由緒ある英国ブランドを完全につくり変えた。2020年春夏コレクションの全110ルックを通して、彼はBurberryのルールを押し広げ、英国らしさを象徴するトレンチコートやチェック柄に、彼らしさを表現するスペースをつくりだした。

その結果生まれたのが、男性らしさと柔らかな女性らしさを湛えた、都会的な抜け目なさとエレガンスが共存するコレクションだ。

ティッシのブランド改革は、モデルのリアン・ヴァン・ロンパエイがまとった光沢のあるグレー、ベージュ、白の優雅なスカート、ジャケット、カーディガンというオープニング・ルックにすべて集約される。

彼はBurberryのウィメンズウェアに、装飾を抑えつつもセクシーな手法で、ヨーロピアンでややブルジョア的なテイストを加えた。

Burberryの今シーズンのウィメンズウェアは、ほとんどが同じような領域に留まっている。カラーパレットは、ラグジュリアスなディープグレー、清純な白、高級感漂うベージュ。ティッシ流のひねりを加えた、シンプルで、普段使い可能な、好ましいアイテムが目を引いた。トレンチコートにはスカーフがドッキングされ、ニットのポロシャツはカーディガンに変身。スーツのジャケットにはトレンチコートのベルトが組み合わされ、その上からトレンチコートが包みこむ。

メンズウェアはシンプルだがデコラティブで、ビジューやレースがあしらわれていた。ティッシのGivenchyでの10年間を彷彿とさせるような、ストリートウェアへの目配せを感じさせるアイテムも登場した。

「Burberryでの最初の1年は、このブランドを理解し、Burberryのルールを新たに書き換えることに費やしました」とティッシはショーノートで説明した。

「そういう土台をつくることで、この驚くべきブランドの核にあるものを追求する準備が整ったように感じました。(中略)これは私たちの過去にインスパイアされ、私たちの未来に捧げられたコレクション。これこそがBurberry王国の進化です」

Burberry王国は、ティッシの治世下で栄華を極めることだろう。

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Credits


Photography Mitchell Sams

This article originally appeared on i-D UK.

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