写真家・石田真澄​「この期間に起こったこと、感じたことを忘れないようにしたい」【離れても連帯Q&A】

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により雑誌撮影は軒並み中止に。家で過ごす時間が増えてるという写真家・石田真澄​は今何を考えるのか? 〈離れても連帯 Keep Distance in Solidarity〉第五弾。

by Sogo Hiraiwa and MASUMI ISHIDA
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16 April 2020, 6:00am

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回は、さまざまな雑誌での撮影やCMビジュアルを手がける気鋭の写真家・石田真澄が登場。現在は、新型コロナ感染拡大によって、この春「きちんと別れができなかった」人たちを対象にしたフォトセッション・プロジェクト「≠Distancing」を行なっている。

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──新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今あなたが属している業界や産業はどんな打撃を受けていますか? 応援・支援するにはわたしたちに何ができるでしょう?

石田:雑誌の撮影は人を集めて行うため、ほとんど中止になっています。撮影や取材を行えずほとんど休刊状態です。書店で買うことが難しい状況なので、せめてオンラインサイトで書籍・雑誌を買ってほしいと思っています。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

石田:撮影が減り、全体的に生活時間の余裕が出たため雑誌や映画を見る時間が増えました。その時間が高校生の時の生活のようで、今の仕事に憧れていた時の気持ちを思い出しました。日中の自宅にいる時間が増えて、部屋に入る光が好きだなと改めて気がつきました。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

石田:自分が関わって作り上げるものは誰かの生活を直接的に救うものではないけれど、気持ちを少し豊かにしたり落ちた心を支える一部になるんじゃないかと思いました(自分もそう救われたように)。

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

石田:新しい作品を見たり読んだりするのではなくて、もう一度見たい読みたいと思っていたけれど後回しにしていたものに手をつけること。

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

石田:普通が普通ではなくなる、ということを経験します、と伝えたい。

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

石田:どう変わるかの前に、この期間に起こったことや感じたことを忘れないようにしたい。

@8msmsm8

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