ケイト・モスがGazelleを蘇らせる

90年代のあのアイコニックなスニーカーが帰ってきた。

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jul 8 2016, 7:12am

adidasが90年代を象徴するアイコニックなスニーカー、Gazelleを復刻する——システム手帳を手に、流行曲を集めたコンピレーションアルバムをCDウォークマンで聴きながら、テレビに文字多重放送でニュースが流れるのを追った、あの時代——足元にはいつも、ガムソールのGazelleがあった。adidasは、この90年代を象徴するスニーカー復刻版の広告キャンペーンに、あの時代を象徴するスーパーモデルを起用した。そう、ケイト・モスだ。

もとは1960年代に屋内スポーツ用スニーカーとして開発されたGazelleだが、それから30年ほど後に、サッカーカルチャーでの必需品となり、ストリートファッションとギャングスタ文化に浸透していった。オアシスの『(What's the StoryMorning Glory?』ボックスセットではボーカルのノエル・ギャラガーが、映画『ブギーナイツ』プレミアイベントのレッドカーペットではグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)がGazelleを履いていた。Gazelleにもいくつかのバージョンがあるが、今回復刻されるのはスポーツウェア版よりも幾分どっしりしたデザインの、ライフスタイルウェア版のもの。adidasは1971年発売のStan Smithを復刻して、見事21世紀にリブートさせている。Stan Smithが不朽のスタイルアイテムにまで押し上げられ、また過去5年で人々の購買欲をそそった唯一のスニーカーとなった裏には、フィービー・フィロ(Phoebe Philo)の存在があったわけだが、今回のGazelleキャンペーンでadidasがケイト・モスを起用した裏には、同様の効果への期待がある。

「90年代には、誰もがGazelleを履いてたのよ」とケイトは語る。Gazelleを履いたケイトを捉えた1993年の写真がある。これをInstagramアーティストのダグ・エイブラハム(Doug Abraham)がリミックスしたものが、今回のキャンペーンで使用されている。「Gazelleには時代を超え、決して色褪せないスタイルがある。私はずっとadidasガールよ——あの頃も、そして今もこれからもね」

Credits


Text Matthew Whitehouse
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.