kudosデザイナー工藤司の、初写真展が代官山蔦屋書店で開催

2017年12月26日(火)から年を越した1月4日(木)までの期間で、気鋭ブランドkudosのデザイナー工藤司の写真展が代官山蔦屋書店で開かれる。準備の真っ只中だと言う彼に、話を訊いた。

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26 December 2017, 2:00am

2017年にデビューしたkudos(クードス)のデザイナーである工藤司が初めての写真展を開催する。その展示内容は、彼がパリ在住時に制作した2017-18年秋冬コレクション『tomorrow’s kids』を現地で撮り下ろしたものだ。

「自分で服を作り、自分でスタイリングをして、自分で撮ったものです。もちろん“この人に撮ってもらいたい”という本当に尊敬するフォトグラファーもいますが、バジェットや人脈の問題を超えて、あえてデザイナーが自分の服を撮るというところにも可能性があると思っていて」。彼は、相も変わらず飄々と話を続ける。「自分の中で、コレクションを写真で表現するうえで、どういう割合で服を写せば良いのかというのがはっきりあるし、服のデザインだけでなく、写真でしかできない表現もあると確信しているんです。写真にえがかれる『予想できる余白』というのは、服そのもの、もしくはモードが分かっていないと撮れない。それにファッションはフェイクの要素もあるじゃないですか。kudosにおける余白やフェイクは何か。そういう部分を理解することで、コレクションをアップデートさせることができるはずなんです」

同時に販売される写真集のデザインを手がけたのは、kudosのグラフィックも手がける「well」のデザイナー、村尾雄太だ。「小ロットですが、3パターンのデザインを作りました。写真集を覆い隠すくらい大きなカバーがあったりと自分たちなりに凝っていて、それはkudosなり僕自身なりが持っているインディペンデントな精神の表現にも繋がっています」

デュアン・マイケルズの連続写真に影響を受けたという2017-18年秋冬コレクションのために撮影された600枚以上の写真を見せてもらったことがあった。その連続性が何かを物語っていたようにも思えたのだが、今回展示されるのは厳選された17点だ。「実際にセレクトしたものを改めてみると、また新しいストーリーが生まれていて。そういう転換は、発表形式のフォーマットを変えることで可能なんだなと」

今年7月にインタビューした時にすでに、写真展と写真集をやりたいと明言していた。「言葉にすればできる(笑)」。初発表の場に、たくさんの人が行き交う代官山蔦屋書店を選び、自費出版ながらもクオリティを追い求める写真集を発売することについて彼は、「言っているだけの人なんてたくさんいるけど、自分は身銭払ってまでやるぞと(笑)。やるからにはファッションフォトの文脈にしっかり立って闘わないといけないと思うし、規模と質を伴ったフォーマットに自分をおく必要があると思うんです。kudosを知らない人の眼に偶然入るというのも大切です。そういう意味で、この会場でできること、しかもTOGAを撮った鈴木親さんの写真展の後にできるというのも本当に光栄なことで。鈴木親さんにはめちゃめちゃ影響を受けているので……」

と、裏話はここまでに。年末年始のお出かけ先に、まずは彼の写真展を選んでみるのはいかがだろうか?

tomorrow's kids by kudos / tsukasa kudo.
期間:2017年12月26日(火)〜 2018年1月4日(木)*無休
時間:7:00〜26:00
場所:代官山 蔦屋書店2号館1階 ギャラリースペース

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