プロジェクト型の新ブランドPERVERZEとは?

立ち上がったばかりにもかかわらず、ハイストリートなファッション好きに注目を集めるブランドPERVERZE(パーバーズ)。ブレイク前にチェックしておいたほうが良さそうだ。

by Yuka Sone
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15 November 2016, 2:20am

ファッション界を揺るがし、「トレンド」という名の新しい指標を打ち立てるブランドがある。時代というカタチのないものが醸し出すムードを読み取りレールを引くかのように、服を通じて未来をカタチにしていく。現在では、ジェンダーフリーやフェミニズムといった思想、SNSという新しいコミュニケーション、刻一刻と発達していくテクノロジー——さらに音楽などさまざまな文化の影響を受け、"いま"が形作られている。VETEMENTSを筆頭に、この"いま"を色づける無数のブランドの数々。そうしたブランドの仲間入りをするべく、日本より今年10月にスタートしたPERVERZEが話題を呼んでいる。

90年代のストリートファッションに着想を得たコレクションを発表する"ファッションプロジェクト"PERVERZE。あえてデザイナーを立てず、エディターやフォトグラファーなどのクリエイティブチームを携えて新作を発表していくスタイルは、さしずめアート・コレクティブといったところ。木下まなみやサラ・カミンガムスなど、新しい価値観を主張する新時代のモデルたちを迎え、展示会を行わずInstagramでのみ発表を行う。グローバルな視野を持ち、流行に敏感な若者たちを中心に注目を集めている。

今月19日から12月13日までポップアップ・ショップが開催するが、その試みがまた新しい。洋書やZINEを多く取り扱う代官山蔦屋書店(2号館 1階 ブックフロア)を会場とし、彼らのインスピレーション源でもあるストリートのファッショニスタたちのスナップを取りまとめた、スナップマガジンの金字塔とも言える『STREET MAGAZINE』との取り組みとなっているのだ。同スペースには最新コレクションと共に80-90年代の『STREET MAGAZINE』アーカイブから選ばれたオリジナルのZINE、さらにコラボレーションのMacbookケースも販売。雑誌・写真・ファッションが好きな人は見逃せないイベントとなっている。

東京のファッション・コレクティブたちは、どのように"いま"を感じ、切り取るのか。書店に並んだ世界中のマガジンに新風を吹かせるであろう彼らの今後を、しっかりと見届ける必要がありそうだ。

@perverze_official

©PERVERZE

Credits


Text Yuka Sone