エシカルファッションのありかたを考える

ファッションが環境に与える影響と、より責任を意識した服作りについて、スタインメッツが声を上げた。

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maj 11 2016, 4:15am

ロンドンに拠点を置くフランス人デザイナー、フォスティン・スタインメッツ(Faustine Steinmetz)が、マスマーケット向けのファッションよりも環境保全に貢献できる、より"責任を意識した"ファッション制作に力を注いでいきたいと語った。

2016年秋冬コレクションでスタインメッツが発表したデニムピースには、50%がリサイクルデニムで作られた素材が使われている。またデニムの制作工程で使われる水は、工場の水再生プロセスで処理されたものをさらにリサイクルしたものが用いられているという。しかし、環境保全のために維持可能な方法を探ることについて、スタインメッツは極めて現実的だ。これについて、彼女は『Vogue』誌に「当初は、環境保全を前面に打ち出したレーベルであろうと心に決めていた。でも、リサーチを進めていくにつれ、維持が可能なものなんてないという結論を受け入れざるをえなくなった。できるのは責任をもって作ることだけだ、と考えを改めました」

環境への取り組みについて、スタインメッツは、「レーベルの立ち上げを考え始めたときから考えていました。それまでは環境問題についてそれほど考えることはなかったんです。リサイクルはしていたけど、普段できることはそれくらいです。だけど、自分のレーベルを立ち上げるにあたって、"制作をする立場から見ると、これは大きな責任になる"と思い始めたんです」と話す。

彼女はまた、ハイストリートのレーベル、Cheap Mondayとのコラボレーション商品で、フェルト加工をほどこしたモノトーンデニムを制作する際には環境責任の姿勢を貫いたとも明かしている。「妥協することはほとんどなかった」と彼女は語る。「Cheap Monday側が譲歩してくれたんだと思います。たくさんの工程を手作業にしてくれました」!

Faustine Steinmetzの2017年春夏コレクションは、アフリカの職人たちとのコラボレーションになるそうだ。そして、eコマースではリーズナブルな価格のベーシックラインを展開する予定だという。Faustine Steinmetzのサイトをチェックし続ける日々が続きそうだ。

Credits


Text Charlotte Gush
Photography James Naylor