日本の職人に恋をして

フランス人アーティスト、エレン・ラウスが日本で初の個展を開催。彼女を通して表現された、職人の姿を見る。

by Noriko Wada
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18 August 2016, 8:50am

Photo by Shin Okishima, Hasami, august 15

8月19(金)から8月21日(日)までの3日間、渋谷・松濤にあるSO Galleryにて、パリ在住のフランス人アーティストのエレン・ラウス(Hélène Lauth)による個展「WILD SERIES」が開催される。

パリのエコールデボザールでファインアートの学位を取得後、ファッションデザインを学んだエレンは、ファッションデザイナー フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)の元でキャリアをスタート。その傍らで自身の表現活動も続け、アーティストとして感性を磨き続けていた。

日本を訪れた旅中で出会った職人たちとの関わりがきっかけとなって、日本の奥深い伝統工芸に興味を抱き、パリ帰国後も、ポンピドゥー図書館で日本の建築やデザインについて模索していた時に、思想家・柳宗悦著 "The Unknown of Craftman (邦題:柳宗悦評論集)"との出会う。手仕事が最大の面白さと語る彼女にとって、彼の思想が彼女の心を射止めたのは驚くべきことではなく、必然であった。

今回、初となるこの個展では、柳宗悦が説く職人の重要性と将来性を落とし込んだ作品に加え、波佐見焼の陶磁器ブランド"マルヒロ"の職人と東京を拠点とするシルクスクリーン職人とのコラボレーション作品も展示される。

「私たちが行ってきた仕事は時代とともに消え去ってしまうものです。私たちの軌跡と精神は自然と受け継がれるのです」と語る彼女のクラフトマンワークともいえるアート作品を、是非この機会に拝見していただきたい。

Photo by Shin Okishima, Hasami, august 15 

WILD SERIES
開催期間:8月19(金)〜8月21日(日)
会場 : SO Gallery
住所:東京都渋谷区松濤2丁目14−12
https://www.instagram.com/so_gallery/

Credits


Text Noriko Wada

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