冨田勲が初音ミクと描く『ドクター・コッペリウス』

日本人初となるグラミー賞へのノミネートを果たした作曲家・シンセサイザーアーティストの冨田勲。彼が亡くなる直前まで取り組んでいた、50年を超える創作人生の集大成が上演される。

by Tatsuki Nakata
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09 November 2016, 10:57am

日本を代表するシンセサイザーアーティスト・作曲家の冨田勲が今年5月5日に亡くなった。冨田は1969年に開発されたばかりのモーグ・シンセサイザーを日本に初めて紹介した人物だ。1974年にはシンセサイザーを用いて発表した「月の光」で日本人初となるグラミー賞へのノミネートも果たしている。

彼の最新作『ドクター・コッペリウス』が追悼公演として11月11日(金)・12日(土)に渋谷Bunkamuraオーチャードホールで上演される。本作は冨田が亡くなる1時間前まで創作に取り組んでいた作品で、オーケストラとシンセサイザーの演奏のなか、バーチャルシンガーの初音ミクとバレエダンサーが踊るスペースバレエシンフォニーだ。タイトルの"ドクター・コッペリウス"はバレエ演目『コッペリア』に登場する人形職人の"コッペリウス"に由来している。また同公演では冨田が2012年に初音ミクを起用するきっかけとなった作品『イーハトーヴ交響曲』も上演される。冨田が最期まで追い求めていた"自由と果てない宇宙への憧れ"を劇場で体感してほしい。

冨田勲 追悼特別公演 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』
日程:2016 年 11 月 11 日(金)・12日(土)
会場:Bunkamura オーチャードホール
住所:東京都渋谷区道玄坂 2-24-1

Credits


Text Tatsuki Nakata

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