Redken at Marc Jacobs

今知っておくべきビューティトレンド10選

非現実な美から崇高な美まで、今シーズンのランウェイから参考にしたい、数々のビューティ・インスピレーション。

by Shannon Peter; translated by Ai Nakayama
|
okt 30 2018, 9:41am

Redken at Marc Jacobs

2019年春夏コレクションのランウェイは、新鮮なビューティルックを豊富に提案してくれた。半数のショーでは、ほとんどノーメイクの顔が並び〈本当の自分〉を求める私たちの願望が表れていたいっぽう、あとの半分では、スワロフスキーのクリスタルを顔に輝かせたり、アクリルネイルのなかに人間の毛髪を閉じ込めてみたり(!)と様々だった。今季のショーでもとびきり印象的だった10のビューティ・トレンドをご紹介。

1. フェザー(Dries Van Noten、Simone Rocha)
ランウェイにおけるヘアアクセサリーへの偏愛は衰える様子がない。今季を代表するヘアアクセサリーといえばフェザー。サム・マックナイト(Sam McKnight)がヘアを担当したDries Van Notenのショーでは、モデルたちの低い位置のシニョンに色鮮やかなフェザーが結び付けられていた(フェザーでできたスイミングキャップとしか説明できないモノを被っているモデルもいたが)。ジェームス・ペッチス(James Pecis)が担当したSimone Rochaのショーでもフェザーが使用されており、ビジュー付きのヘアバンドにやわらかそうなフェザーの前髪が挟みこまれていた。

2. 記念ネイル(Libertine)
遡ることヴィクトリア朝時代には、愛の証としてロケットペンダントのなかに愛する者の髪の毛をひと房入れるのが普通だった。もちろん現代では普通とはいえない行為だが、ネイルアーティストのヘザー・レイノーサ(Heather Reynosa)は、アクリル製ネイルチップのなかに丸めた髪を入れて、古来の慣習を踏襲した。ちょっと気味が悪いが、クールだ。

3. 水彩絵具のようなアイシャドウ(Erdem)
アイシャドウに関しては、グリーンは過小評価されている。Erdemのショーでヴァル・ガーランド(Val Garland)が施した絵画のようなアイシャドウをみれば、それは明白だ。ヴァルが目指したのは水彩のような風合い。グリーンのアイペンシルでベースを殴り書いてツヤを出したら、ルースパウダーで端をぼかしてベルベットのような滑らかさを演出している。

4. ヘアグリッター(Giambattista Valli)
今、グリッターは人気だが、Giambattista Valliのショーでヘアスタイリストのポール・ハンロン(Paul Hanlon)が提案したキラキラヘアは、どことなくグランジ風だ。寝ぐせがついたような無造作なヘアのいち部、または全体にパステルピンクやシルバーのグリッターが輝き、まるで別世界に生息するレイヴの妖精のよう。

5. クリスタルが輝くアイメイク(Valentino)
Valentinoのショーでパット・マクグラス(Pat McGrath)が手がけた、スワロフスキークリスタルが輝くまぶた。相当な二日酔いのとき並みに目が重いことは間違いないだろうが、実に美しい。

6. リアルな素肌(Stella McCartney)
Stella McCartneyやJil Sanderなど数々のショーで、メイクアップアーティストたちはメイク道具を放り出した。クマ、シミ、赤みを隠さずに、軽くリップクリームだけ塗ってモデルたちをランウェイへ送り出したのだ。それは、当たり前のようになっていた非現実的な完璧さではなく、自分らしさを求める時代への移り変わりを雄弁に語っていた。

7. ラファエル前派的ヘアスタイル(Giorgio Armani)
今季のショーでは、ぼさぼさの髪にケンカが売られることもなく、むしろ〈ぼさぼさ〉が罵り言葉ではないことを教えてくれた。アレクサ・チャンからジョルジオ・アルマーニまで、多くのデザイナーがラファエル前派の絵画作品からそのまま拝借したかのような、ツヤのない、ふわふわのヘアスタイルを提案していた。

8. 踊るアイライン(Dior)
メイクアップアーティストのピーター・フィリップスは、モデル全員の左右両方のこめかみに、グラフィティスタイルの茶色がかったグレーのラインを描いた。参照したのはダンサーの流れるような動き。ダンサーはマリア・グラツィア・キウリのインスピレーションになっただけでなく、メイクにまで表れていた(しかもショーの本番にも登場している!)。

9. ブライズメイド・ヘア(Rodarte)
花冠はもはや過去のもの。それは事実だ。しかし、だからといって、Rodarteの大きなフラワー・へアドレスを称賛してはいけないわけではない。様々な色調のバラの束がモデルの髪から垂れ下がり、わかりやすくドリーミーな雰囲気が醸し出されているが、それを打ち消すほどに大胆な色のアイメイクとリップメイクのコンビネーションが印象的だ。

10. カラーコーディネート(Marc Jacobs)
ヘアカラーリストのジョシュ・ウッドがモデルが着用する衣装とまったく同じ色にウィッグを染め、さらにメイクアップアーティストのダイアン・ケンダルが、モデルのまぶたに同系色のパステルカラーのアイシャドウを乗せ、カラーコーディネートを完成させた。

This article originally appeared on i-D UK.