ボッテガ・ヴェネタの表参道フラッグシップ店がついにお目見え

ボッテガ・ヴェネタの表参道フラッグシップがついにグランドオープン。オープニングイベントにはミニマリストミュージックにおける日本の先駆的な存在、高田みどり氏がパーカッションによる没入型パフォーマンスを。

by Kazumi Asamura Hayashi
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16 June 2021, 5:16am

ボッテガ・ヴェネタの表参道フラッグシップがついにグランドオープンした。親会社となる、ケリング本社ビルの1階から3階までを占め、674 ㎡のスペースを有した店舗となる。ウィメンズを始め、メンズ、バッグ、シューズ、アイウェアやファインジュエリーなど多岐に渡る製品があり、ダニエル・リーによるボッテガ・ヴェネタの世界観を十二分に堪能できる場所となっている。

店内は、モダンで落ち着いたイメージ。伝統的なマルモリーノ(イタリア漆喰)を手作業で塗り上げた白壁で、店内のリッチな質感をミニマムに表現。また、パッラーディオフロアー考案者であるルネサンス期ヴェネツィアの建築家、アンドレア· パッラーディオにちなんで名づけられた古代の大理石舗装スタイルは、床やフィッティングルームにも施されている。イタリアの伝統的な技法やスタイルを用いた内装ではあるが、色合い質感ともにコンテンポラリーな空間としてまとまっており、ブランドのエッセンスを感じることができる。

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Midori Takada By Homma Takashi

また、先日のグランドオープニングにはこの店舗で特別なイベントが行われた。高田みどり氏によるユニークな、没入型のパフォーマンスだ。高田みどり氏は日本の作曲家であり、マルチパーカッショニスト。幻想的なアンビエントサウンドで知られ、アンビエントミュージックおよびミニマリストミュージックにおける日本の先駆的な存在だ。

シンバル、梵鐘、ホラ貝などを用いたパーカッションのパフォーマンスは、ロンドンのサドラーズウェルズという劇場で行われた同ブランド2021春夏コレクション会場同様に、緑のライトに照らされた空間で行われた。緊張感あふれるパフォーマンスでは、高田氏が歩くたび聞こえる衣擦れの音や、息遣いまでもが感じ取られた。観客はひとときの時間を共有し、その静寂の中で行なわれたパフォーマンスは、まるで瞑想した感覚のようだった。

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またグランドオープンでは店舗のファザードがグラフィックデザイナーのHagihara Takuya 氏によるグラフィックデザインで覆われた。彼はデジタルコンポジションおよびグリッチ・アートなど、認識できるものをわずかに非現実で、認識できないものへと歪ませたような作品を制作するアーティストだ。視覚的、聴覚的、五感を使うこの体験は、コロナ禍において、人々が必要としていた感覚を、研ぎ澄まれせてれた貴重なイベントであった。表参道にあるフラッグシップ店、ショッピングの体験も特別なものになりそうだ。

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ボッテガ・ヴェネタ 表参道フラッグシップ
東京都渋谷区神宮前5-1-5
営業時間 11:00-20:00
電話番号 03-5962-7630