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MONCLERがショートフィルム『MOONRAY』を発表

MONCLERが、2017-18年秋冬コレクションで発表したシリーズ、MOONRAYにちなんだショートフィルムを公開。人類の月への憧れが最高潮にあった60~70年代、あるいは古き良きB級SF映画にオマージュを捧げて。

by Tatsuya Yamaguchi
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29 June 2017, 11:44am

MONCLERが「人類が初めての月面着陸を果たした後のファッション」を着想源にした、MOONRAYコレクションのショートフィルムをローンチした。今作の映像ディレクターには、パリを拠点とするGOLGOTHAを迎えた。主人公らが身にまとうのは、コレクションを象徴する「GAILLARDIA」と「INUIT」と名付けられたダウンジャケット。独自のシルバーワックスコットン素材とプロダクションの最終段階に施すシリコンウォッシュ加工による特異な光沢は、たしかに月の光と宇宙服を連想させるが、同時に、都会的かつコンテンポラリーなムードが共存している。

物語の舞台は、月の向こう側にあるという氷に覆われた惑星「Glaglax」。2人の宇宙探検家は、互いの背中を任せながら警戒態勢で探索を続けている。そこに謎の飛行物体が現れ、あっという間に着陸。すると、私たちが宇宙人と聞いて真っ先に思い描く"古典的"なグレイの姿をしたエイリアンが降り立ち、その手にはスタイル・スワッパー・ガンが(つまり、この銃口から放たれる光線に当たると服が交換されてしまうのだ!)。2人が死守しようと応戦し、異星人が奪いにきたものとは、英雄たちの命でも地球の支配権でもなくMOONRAYのジャケットだったのだ。「MADE ON EARTH」を求め、無数の飛行物体が地球をながめるラストシーンから推測するに、彼らはその宇宙一の機能美の虜になったにちがいない。エイリアンの外見や惑星の情景、BGMなどのスタンダードなパターンに、巧妙に織り交ぜられたアイロニカルなユーモアがMONCLERのデザインスピリットの新たな進化をあらわしているのかもしれない。

Credits


Text Tatsuya Yamaguchi

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