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      news Wendy Syfret 19 May, 2017

      『ムーンライト』を讃え、マイアミが通りを改名

      マイアミ・デイド郡は、映画の成功だけでなく、作品が「十分な公的サービスを受けられていない地域や複雑な家庭環境に育った学生たちに、叶えられる幸せのかたちを示した」としてその貢献を讃え、ある通りを“ムーンライト・ウェイ”と改名した。

      『ムーンライト』を讃え、マイアミが通りを改名 『ムーンライト』を讃え、マイアミが通りを改名 『ムーンライト』を讃え、マイアミが通りを改名

      フロリダ州マイアミのリバティ・シティ——そこのノースウエスト61丁目から66丁目までに挟まれたノースウエスト22番街。この5ブロックに暮らす住人は、じきに住所変更の連絡を方々に出すことになる。この通りの名前が、第89回アカデミー賞作品賞を受賞した映画『ムーンライト』にちなんで"ムーンライト・ウェイ"と改名されることになったのだ。同映画の監督バリー・ジェンキンスと、原作となった戯曲の著者タレル・アルヴィン・マクレイニーはこの地域に育ち、そこでの経験が映画のインスピレーションをもたらした。

      マイアミ・デイド群の行政長官オードリー・エドモンソンは、この改名の決定について、『ムーンライト』が「この地域に育つ現実、そしてそこで子どもたちが何に耐え、何を生き抜かねばならないかを描いてくれたから」と、通りを改名する理由について説明する。また、同作が「大した未来が待っているわけでもないと言い聞かされて育つこのエリアの子どもたち」への重要なメッセージともなっていると彼女は付け加え、「どう育てられたか、どこに育ったかに関係なく、ひとは誰でもちゃんとした大人になれるということをみせてくれた」と強調した。

      マイアミ郡は、『ムーンライト』が「十分な公的サービスを受けられていない地域や複雑な家庭環境に育った学生たちに、叶えられる幸せのかたちを示した。そして、家族が読書の素晴らしさを教え、地域住民や教育者たちが学生たちのために戦って才能を伸ばしてあげることで、人生の可能性がいかに広がるかを見せてくれた」とコメントしている。

      それはまさに監督と作者が感じていたことだ。アカデミー賞の受賞スピーチでマクレイニーは、マイアミ・デイド郡の電話エリア・コードである"305"を誇らしげに叫んだ。「リバティ・シティ出身の僕たちふたりが、こうして何かを成し遂げ、ここにいる——305万歳!」と。一方、ジェンキンスは『マイアミ・ヘラルド』紙とのインタビューで、この305エリアを「生きるのは大変だった。だけど美しく、また刺激を与えてくれる場所だった」と語っている。

      Credits

      Text Wendy Syfret
      Moonlight still. 
      Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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      Topics:news, film, moonlight, miami, liberty city, barry jenkins, tarell alvin mccraney

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