「これからは強い女性がリードする社会になる」歌姫RIRIが語る、ビヨンセの衝撃とコーチェラへの夢

小袋成彬がプロデュースを手がけ、KANDYTOWNのKEIJUと共に参加した新曲「Summertime」が資生堂〈アネッサ〉のCMソングに抜擢されたRIRI。猛スピードで日々成長を遂げている若き歌姫が、自身のセルフケアやビヨンセ『HOMECOMING』、コーチェラ出演の夢を語る。

by Shiho Watanabe
|
16 May 2019, 3:03am

——2018年にメジャー・デビューを果たしてからのスピード感がとにかくすごいな、と。

RIRI:スピード、やばいですよね(笑)。去年の2月に1stアルバム『RIRI』を出してから、すぐに2nd『NEO』の制作に入って、かなりハードなスケジュールで動いていました。

——オフの日はあるんですか?

RIRI:予定が入っていない日も、歌の練習や英語の勉強に時間を費やしてて、あまりオフらしい休日がないですね。

——その分、ストレスやプレッシャーを感じることも多い?

RIRI:そういうときもありますけど、いいストレスかなっていう感じです。去年、夢みたいな時間もあったんですけど、その反面、戦わなくちゃいけないなと思う瞬間もあって。音楽の道は絶対に諦めないにしろ、その瞬間だけ「どっかに行きたいな」と思うくらい、本当にハードだった。でも今となっては、あの時間も将来のためになっていたなと思うし、今はプレッシャーを感じるというより「何があっても、すべて大丈夫」と思っています。とにかく、今できることをベストに尽くす、という信念でやっています。

——今回リリースするEP『Summertime EP』は表題曲の「Summertime」が話題を集めていますね。資生堂「アネッサ」のCMにフィーチャーされている楽曲ですが、この楽曲は小袋成彬さんプロデュースのもと、KANDYTOWNのKEIJUさんとともにRIRIさんが参加されています。これはどういった経緯で?

RIRI:今回資生堂さんから、まずは小袋さんにCMのお話がきて、最終的には私とKEIJUさんをフィーチャリングした曲を小袋さんがプロデュースする、ということになったんです。レコーディングには小袋さんも参加してくださって、歌の表現方法やフェイクの部分など、細かいところまで相談させてもらって作っていきました。これまでの雰囲気とは違う曲だし、KEIJUさんみたいな日本人のラッパーの方とやったことがなかったので新鮮でした。

——今回のEPも、いろんなRIRIさんの側面が楽しめる内容になっていると思いますが、コンセプトやテーマは?

RIRI:新曲の「Summertime」をメインに、目覚めのいい早朝から爽やかなお昼、夕暮れ、そして夜のチルタイム、という素敵な夏の一日をイメージしています。国内外のいろんな方ともコラボしているので、そういう作品集としても楽しめる作品です。

——「luv luv feat. Junoflo」では、世界的に活躍するライアン・ヘムズワースのビートに、韓国人ラッパーのJunofloが参加しています。MVも公開されていますよね。

RIRI:ツアーの合間に、弾丸で韓国に行って撮りました。海外のラッパーの方とMVを撮るのは初めてだったんですが、彼も優しくてフレンドリーで、楽しかったです。

——この曲、RIRIさんは作詞も手がけてる?

RIRI:はい、日本語のところは自分で書きました。

——今後、作詞など、歌ではない他の表現方法にもチャレンジしてみたいという気持ちはありますか?

RIRI:今は、トラックを作ってみたいと思っています。海外にいる(音楽)作家さんとセッションするときに、楽曲のデータのやり取りをして曲を完成させていくんですけど、やっぱり音楽のセンスを言葉で伝えるのって限界があって。そこで、自分でトラック・メイキングができれば、イメージも伝わりやすいなと。最近はヒップホップ・サウンドが流行っているので、そのあたりにもチャレンジできたらいいなと思っています。

1557975490598-002543970004

——多忙な毎日のなかで、セルフ・メンテナンスというか、健康や体調管理のために気をつけていることはありますか?

RIRI:2、3時間など、あまり睡眠が取れないときは、眠る前に「6時間眠るくらい、深く眠れますように」って体に伝えて寝ています(笑)。そうすると、意外にスッキリするんですよ。あとは、フルーツなど栄養があるものを摂ったり、寒い時期はスロートコートのお茶を飲んだりしています。それと、吸入器を使って喉を潤すことと、ストレッチも昔から続けています。

——ちなみに普段、小説など他の創作物に触れてリフレッシュすることもありますか?

RIRI:はい。最近読んでいるのは、辻仁成さんの『目下の恋人』という大人な恋愛小説です。小説を読みながら、歌詞のコンセプトやストーリー性を勉強しています。

——少し前に、Twitterで「コーチェラに出たい」とつぶやいていたのが印象的でした。コーチェラ・フェスティバルは、今年もネット中継でチェックしていた?

RIRI:コーチェラ、本当にいきたいです! 今年はアリアナ・グランデも出ていましたよね。出演者のなかで、印象に残ったのはビリー・アイリッシュ。私のやりたいと思っている方向性や雰囲気は全然違うんですけど、ビリーが作り出す世界観とか、パフォーマンスには、かなりビックリしました。あんなにボーイッシュな女の子もなかなかいないし、そういう魅力的なところにファンもついていくんだなと思って。コーチェラは、今年も色々学びになりました。

1557975558428-002543970011

——最近では、女性のポップシンガー像がどんどん変化しているように思います。RIRIさんがポップシンガーとして、今後歌いたいテーマなどありますか?

RIRI:私は、今までラブソングを歌うことが多かったんですが、でも去年、いろんな試練を乗り越えて様々ことを学んだので、そういう感情的な気持ちをぶつけるときなんじゃないかなと思っています。情熱的で革命的なコンセプトの曲を書きたいなって思っていて。

——そういった意味で、最近、インスピレーションを受ける作品はあった?

RIRI:ビヨンセの『HOMECOMING』には本当に感動して、電車やタクシーで移動しているときもずっと観たり聴いたりしています。特に「Don’t Hurt Yourself」の曲のパワフルさと表現の仕方がやばいなって。

——ガールズパワーをぶつける感じですよね。個人的にも、何度も見返してしまいました。

RIRI:今までは男性中心的な社会だったと思うんですけど、これからは強い女性がリードするような社会になっていくんじゃないかなと思っていて。『HOMECOMING』を観て、そういうことって大事だなと思ったし、ビヨンセを観て、まさしくこれこそがディーヴァでありリーダーだなと思いました。

——そうですよね。ステージの規模も強いし、伝えたいこと、実現したいことが明確なアーティストって強いなと思いました。

RIRI:そこ、いちばん重要だと思います。私も頑張ります。

——今後、チャレンジしたいことはありますか?

RIRI:最近、映画の『キングダム』を観に行って、どハマりしちゃって。夢とか愛、絆を描いた作品なんですが、それぞれの目標や目的がありつつ、ひとつのチームになって同じ夢に向かっていくってすごいな、と。私もこれから大きな世界で活躍したいという夢があるので、一緒に夢を叶えていける仲間やチームを作れたら楽しそうだなと思いました。

——そんなRIRIさんの姿を見て、「自分も自分の夢を追いたい」と思う方もたくさんいると思います。皆さんにアドバイスを伝えるとしたら?

RIRI:とにかく、夢を持ち続けること。学生だったとき、周りの友達にも夢を持っている人はたくさんいたんですけど、困難に直面したときに諦めちゃう人が多くて。でも、そういう困難な状況でも、必ず将来の自分のためになっていると思う。だから、夢を諦めずに何事にも楽しんで向かっていってほしいなと思います。

Tagged:
Riri
music interviews
new generation