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yukihero pro-wresling spring/summer 2017 at tokyo fashion week

底抜けに明るいアドレセンスと60年代とユキヒーロープロレス。

by i-D Staff
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22 October 2016, 5:55am

今シーズンのユキヒーロープロレスは、アイドルグループの夢みるアドレセンス、女優の秋野暢子とコラボしたミュージカル風のショーを開催した。『ヒールをはいた猫』という演目がスタートし、猫に扮したメンバーによるダンスや歌でショーを盛り上げる。その後ランウェイに切り替わり、マリリン・モンロー風のメイクとヘアを施したモデルが登場した。ウエストマークしたAラインのロングワンピースやアンディーウォーホルの「キャンベルスープ」を猫缶に落とし込んだプリントなど60年代を想起させるデザインが目立つ。クールな雰囲気のデニムパンツのバックポケットにはプロレスラーが配されていたり、マスクとキリム柄を巧みに融合させた模様のセットアップなど。これらプロレスのようなアクロバティックで変則的なディテールがユニークだ。

日本がもし終わっても 夢見るアドレセンス

恋をしていると きらめいて見えるよ 私たちの未来は

会場で彼女たちが歌っていた歌詞、洋服ともに自由の国に憧れていた頃の日本、1950年代のコメディドラマ「パパは何でも知っている」の時代を思い出させた。皮肉にも悪夢にうなされ続けている真っ只中の日本が夢に夢見る思春期を過ごしていた頃だ。デザイナーの手嶋幸弘によれば、夢みるアドレセンスが持つ元気やエネルギーがショーを勢いづけてくれると考え、彼女たちにオファーしたそうだ。ちなみにアドレスンスのキャッチコピーは「かわいいだけじゃダメなんですか!?」である。僕らはまた夢を見るのだろうか、懐古趣味に向かうのだろうか。今一番必要なのは彼女たちのような若い世代のエネルギーなのだ!

Credits


Text Yuuji Ozeki
Photographer Takao Iwasawa