私的(詩的)ジャーナリズムの可能性 エレン・フライスの写真展が開催

伝説の雑誌『PURPLE』の創刊者のひとりで、現在は写真家として活躍するエレン・フライスの個展「Disappearing 」が開催。10/16(火)にはパフォーマンスとリメイク古着の販売も。

|
10 October 2018, 7:13am

東京・南青山にあるオーガニゼーションCOSMIC WONDERの活動拠点Center for COSMIC WONDERにて、インディペンデントマガジン『here and there』主宰・林央子の発案による、エレン・フライスの個展「Disappearing 」が10月16日(火)から10月25日(木)まで行われる。雑誌『PURPLE』創刊者のひとりであるエレン・フライスは、自身の 私的(詩的)な対象に目を向けた記憶と感覚の表現を出版という軸でストイックに突き詰め、その過程で展覧会の企画やショートフィルムの撮影、現在では写真や文章を軸に作家活動を行い、彼女特有の、リアルでジャーナリズムに長けた作品を生み出している。

本展覧会のタイトルにもある「Disappearing (=消滅する)」は彼女の旧友の喪失と重ねられている。また、人生において大きな影響を受けていたミシェル・ビュテルの喪失を通して生まれた彼女の作品は、言語そしてジャーナリズムの美をもとにした新しい表現の可能性を感じさせる。

「私はアートと同じレベルで、出版は何を示すことができるか考えています」本展に寄せたテキストにミシェル・ビュテルが生前語った言葉を添えている。「私は雑誌がアートやフィルムと同じくらい作り手と読み手にとって、美しく、大切な作品として存在すると思っている」

会場では写真の展示販売に加えて、10月16日(火)には、エレン・フライス自身とCOSMIC WONDERによる作品「Autre Temps」がパフォーマンス形式で発表される。これは、エレンがライフワーク的に集めている古着を、 COSMIC WONDERの前田征紀と安田都乃が手作業を加えるというもの。パフォーマンス終了後、仕上がった衣服や小物の販売も行われる。

エレン・フライス 「Disappearing」展
会場: Center for COSMIC WONDER
期間:2018年10月16日(火)〜10月25日(木)
“Autre Temps” Performance : 2018年10月16 日(火) 16時-17時
時間:午前11時~午後7時
休館日:10月15日(月)