日本人デザイナーに世界が注目。

第31回イエール国際モード&写真フェスティバルで日本人デザイナー富永航がグランプリを受賞。

by i-D Staff
|
10 May 2016, 8:19am

イエール国際モード&写真フェスティバルが、ファッションの未来を担うアーティストたちを発掘し、スポットライトを当て始めて30年。今年は、Paco Rabanneのアーティスティックディレクター、ジュリアン・ドッセーナが審査員長を務め、世界から10組のデザイナーたちが参加した。今年のフェスティバルにも新世代の才能たちが顔を出し、ファッション業界の新しい未来を予感させた。

今年のグランプリ受賞は、日本人デザイナーのWataru Tominaga(富永航)。このコレクションで、ジェンダーの壁を打ち壊し、粗さのある素材に色鮮やかなプリントを施して、ユニセックスの新世代ビジョンをみせた。富永には、パリの国際的ファッション素材見本市プルミエール・ビジョンから、副賞の賞金15,000ユーロが送られ、今フェスティバルで賞金に代わる助成金として10,000ユーロを授与したPetit Bateauとの共作や、Chanelのメティエダール(Meitiers d'Arts)でのフェザーや刺繍のワークショップなど、受賞者特典のプロジェクトを行う予定だ。

一方、Chloéは同ブランドの特別賞に、フィンランドから参加したハンヌ・ユルム(Hanne Jurmu)とアントン・ヴァルティアイネン(Anton Vartiainen)の2人組を選んだ。ハンヌとアントンのコレクションは、環境とファッションの関係を追求し、それらの相互作用がいかにより良い世界作りに貢献できるかを探ったことで、Chloéの目に留まった。ふたりには、政治的ビジョンと美の追求を後押しする意味で、15,000ユーロが送られた。

ハンネ&アントン、もしくは富永のいずれかがMercedes Benzによって選出され、2017年春夏ベルリン・ファッションウィーク開催期間中にコレクション発表の機会を与えられるという。

また、不滅のフォトグラファー、ウィリアム・クライン率いる審査団が選んだ、今年の写真部門グランプリは、ヴェンドゥラ・クノポヴァ(Vendula Knopova)。記念品を被写体とした彼女のユーモアと、写真への直感的アプローチが審査員たちを魅了した。

ファッションとフォトグラフィーの世界は、世の中に関心をもち自らそこに参加している若く素晴らしい才能たちによって、今後ますますの進化を遂げるであろう。

Tagged:
Fashion
Festival
Winner
Hyères
wataru tominaga