真っ赤に染まったシャネルのアイコンフレグランス

かつてマドモアゼル・シャネルは赤を“命の色”“血の色”と表現した—。

by MAKOTO KIKUCHI
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15 November 2018, 11:57am

<シャネル N° 5>、これほどまでにアイコニックなフレグランスが他にあるだろうか。

シンプリシティを極めた直線的なフォルム、ジュエリーを思わせるカッティングが施されたキャップ……その完璧な美しさは半世紀以上前から時代のミューズ達を虜にし続けている。

CHANEL
シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット

この冬、メゾン史上初の試みとして、その透明なガラスボトルが深紅に彩られた。赤はこれまでにも、<シャネル N° 5>のコマーシャルフィルムやビジュアルにおいて、重要な役割を果たしてきた。キャロル・ブーケが赤いツイードスーツに身を包み、現代を生きる強くしなやかな女性を演じたのは、1986年のことだ。

1998年に公開されたリュック・ベッソンが手掛けた赤ずきんをモチーフにしたフィルムでは、赤いドレスにマントを身に纏ったエステラ・ウォーレンが、彼女を狙うオオカミに挑発的な眼差しを向けている。

「女性らしさ」とは何か、その問いに答えは無い。ある人にとってそれは繊細さであり、またある人にとっては大胆さでもある。その解釈の流動性を「香り」に託し、生涯に渡って愛し続けたマドモアゼル・シャネルは、私たちが今日思い描く女性像に生命を吹き込んだ。そんな伝統的美しさを継承したフレグランスが突如として、真っ赤に染まって現れた。そう、女とは、いつだって予測不可能な生き物なのである。

CHANEL
シャネル N°5 ロー オードゥ トワレット

問い合わせ:
シャネルカスタマーケア
www.chanel.com
0120-525-519

Credit


Photography Niko Wu
Text Makoto Kikuchi
Hair and Make-up Wakana Saito
Model Aoi

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