『ザ・ネオン・デーモン』予告編が公開:エル・ファニングとアビー・リーが残忍なモデルに

エル・ファニングとアビー・リーが、最新映画で煌びやかなモデル生活の闇を描く。

by i-D Staff
|
27 May 2016, 7:28am

エル・ファニング(Elle Fanning)とアビー・リー(Abbey Lee)が華麗なる変身を遂げている。それは誰もが認めるところだろう。『トランボハリウッドに最も嫌われた男』や『アバウト・レイ 16歳の決断』でのエルを見て、世界は彼女がもう(ちょっとで)大人だと認めざるをえなくなった。一方のアビーは、『マッドマックス怒りのデスロード』と『Ruben Guthrie』で、"モデルから女優へ"という難しいハードルを華麗に超えた。もしも女優としての彼女たちに少しでも疑問が残るというなら、この予告編を見てほしい。

『ドライヴ』の監督、ニコラス・ウィンディング・レフンが手掛けた最新作『ザ・ネオン・デーモン』で、エルは混沌としたファッション界で変化していく新人モデルを演じている。ロサンゼルスに移住したジェシー(エル・ファニング)。彼女のまわりには次第に「あなたのような顔になりたい」と美に取り憑かれた女性たちが集まるようになる。しかしこの映画は、若い女性が餌食にならないよう呼びかける寓話的作品ではない。むしろ、彼女たちを食い物にしようとする人々への警告なのだ。エルは、ファッションの世界から現れた一種のモンスターとして、観客に猫なで声で囁く−−「わたしのお母さん、私のことをよくこう言ったの。"危険な子"って」

公開された予告映像を見るかぎり、『ザ・ネオン・デーモン』は、不当な扱いを受けた女性が豹変する『女性鬼』と多くの共通点があるように思われる。また、トゥシューズこそ履いてはいないが、『ブラック・スワン』のランウェイ版と言うこともできそうだ。

ニコラスはこの映画のアイデアをしばらく温めていたようだ。2014年、彼は『Variety』誌に、「自分が女性に囲まれ、また女性に支配されて生きているってことに、ある朝起きたときに気づいたんだ。それで、危険な美についてのホラー映画を撮りたいって不思議な衝動を感じた」と語っている。一方、ニコラスの妻で、映画監督でもある女優のリヴ・コーフィックセン(Liv Corfixen)は、この映画を、最も凶悪な連続殺人犯として今なお語り継がれる16世紀の伯爵夫人バートリ・エルジェーベトにインスピレーションを得たものと考えている。若さと美に固執し、処女の生き血を貯めた浴槽に浸かるなど残忍な奇行を繰り返していたバートリ・エルジェーベトは、ドラキュラ伝説の原型ともなった。

クリスティーナ・ヘンドリックス、キアヌ・リーブス、ジェナ・マローン、そしてベラ・ヒースコートらが脇を固める『ザ・ネオン・デーモン』は、6月にアメリカで劇場公開の予定。

Credits


Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

Tagged:
models
Elle Fanning
Nicolas Winding Refn
The Neon Demon
abbe lee