五感で楽しむ:AMBUSH®️ 18AW

AMAZON FASHION WEEK”AT TOKYO”の一環としてデザイナー・YOONによるAMBUSH®️が20日のラストショーを飾った。ショー会場は、寒い夜の暗闇に煌る東京タワーの麓。"東京"を代表するこの場所でどのようなショーを開催するのか、会場には多くのストリートキッズが集まる。

by YOSHIKO KURATA; photos by Jus Vun
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21 March 2018, 8:01am

2フロア設けた会場のメインフロアには、床一面に芝生が生え、嗅覚を擽るようなディナーの香りが漂う。座席付近には、AMAZONBOXが散らばり、BOXラベルにはショーのためにVERBALがタッグを組んだシェフ集団・ GHETTO GASTROの名前が書いてある。VERBALがYOONのコレクションイメージを汲み取り、GHETTO GASTROと作り上げたというコレクションオリジナルのお弁当がショー前の会場を賑わせる。

今回のコレクション「NOBO」は、デザイナー・YOONの故郷であるシアトルに想いを馳せたという。ゆっくりと芝生を踏み歩くモデルの背景には、YOONのアメリカのグランジカルチャーで育ったバックグラウンドを連想させるような自然の景色や若者が暴動している映像などが流れる。これまでのAMBUSHのマスキュリンな「強い」イメージを80年代のロックバンドの曲をリミックスしたDJ・NoVacancyInnによるショーBGMに残しながらも、優雅で気張らずにノスタルジックでリラックスした空気が流れる。それはさらに進化を遂げるAMBUSHの新境地でもあり、YOONのありのままの姿をみれたように感じる。

「アウトドア」、「ノスタルジック」というトレンドがある中、AMBUSHは独自のアイテムで他と一線を引く個性を引き出した。その個性に欠かせないのが、やはりAMBUSHの初期の頃から制作しているジュエリー。潰れた缶のショルダーバッグ、ドレッドヘアーのようなフードロープ、ヒッピースタイルのようなビーズアクセサリー。そして今回コレクションでは、ワイアレスヘッドフォン・Beats by Dreとのコラボレーションも行った(18SSではジュエリーアイテムとしてヘッドホンチョーカーとカセットプレイヤーシガーケースを制作していたことを思い出させた)。

メインフロアでのショー開催後、アフターパーティの始まりの合図として突然GHETTO GASTROによるフードパフォーマンスが披露された。キッチンには彼らのオリジナルのドリンクやアペタイザーが振舞われた。そして、Spaghetti BoysとNO VACANCY INN のTremaine と AcydeによるDJでさらにパーティは盛り上がる。

ファッションだけではなくカルチャーや音楽に精通したYOONとVERBALそのものを表すかのように、コレクション、食、音楽、会場演出すべてにおいて私たちの五感を満たしてくれた。

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