LOVERBOY最新コレクションのメイキング映像

ロンドンのフィルムメイカー、ワジ・フセインが、チャールズ・ジェフリーの2017年春夏ショー制作の舞台裏を捉えたメイキング映像を独占公開。

by Matthew Whitehouse
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15 July 2016, 4:05am

photography piczo

「肌」「情熱」「混乱」——チャールズ・ジェフリー(Charles Jeffrey)が、Fashion East MANの一環として発表したLOVERBOYの2017年春夏コレクションを形容する言葉として挙げた3つの単語だ。バラの花が撒かれたランウェイ、壁に流されるガレス・ライトン(Gareth Wrighton)の映像、そして宇宙の旅、そのちょうど間に存在する世界——引き裂かれたような加工がほどこされたトップスに、顔を青くペイントされたモデルたちが続く、そんなクラブナイト的コレクションの世界観こそは、誰をも「私もこの一部になりたい!」と思わせる内容だった。

幸いにも、このショーにはワジ・フセインが出席し、カメラを回していた。フセインは、チャールズのVF Dalston仲間であるラッド・フェスタ(Rad Festa)を映像に残したロンドンの映像作家。ラッド・フェスタの映像を見たチャールズが、フセインに声をかけたのだという。「当日の朝になるまで、ショーへ招かれたことが信じられなかった」とフセインは言う。「数ヶ月前、僕はスマホのスクリーンのこちら側にいて、Instagramでチャールズの2016年秋冬コレクションを見ていたんだからね。当時はもちろんチャールズとの面識もなかった。だから自分が呼ばれるなんて本当のこととは思えなかった。でも、自分たちが存在していたんだということ、そして僕たちが素晴らしいものを作り出していたんだということを、青春の記録として形に残すことは重要だと思ったんだ」

たしかに現実離れしているかもしれない。しかし、この動画を再生してみれば、そこに見られるのは現実離れした世界観が作り出される"現実"の制作プロセスだ。ロンドンで最もエキサイティングなメンズウェアデザイナーとの呼び声高いジェフリーが、LOVERBOYの要であるジャック・アップルヤード(Jack Appleyard)やウィリアム・ファー(William Farr)、そして身を粉にして働くインターンたちとともに、バナナとエナジードリンクを腹に流し込み、お互いを奮い立たせながら試行錯誤を繰り返してコレクションを作り出していく姿が捉えられている。「このチームがいたからこそ、僕はここまでのものを作り出せたんだよ」とチャールズは言っている。「LOVERBOYはコラボレーションとグループサポートの輪の賜物。その輪は、いまや僕たちのクラブファミリーだけじゃなく、他のブランドにまで広がりを見せている」

「このコレクションを制作する過程で、僕たちはずっと"どうすればLOVERBOYを次のレベルへと高められるだろう"と考えてきた。クチュールを見て、ヴェルサイユを見て、楽観というものについて考えた。制作プロセスが始まったとき、そうやって見たり考えたりしたことが、意識を超えて自ら語り始めたんだ」。世の中に必要なのは戦争ではなく、LOVERBOYだ。是非とも下の動画を見て、それを実感してほしい。

Credits


Text Matthew Whitehouse
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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