Netflixのオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」に出演のKanについて知っておきたい10のこと

Netflix「クィア・アイ in Japan!」出演をキッカケにポジティブな自分を手に入れたKan。誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指すKanのハートはきらきらと輝いてる。

by Saki yamada; photos by Ameya
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31 May 2021, 8:00am

Netflixのオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」に出演以降、Kanの人生は変わった。自分の強さも弱さも全て受け入れて、自分にとって何が幸せかを考える。飾らないありのままの姿を発信するKanのSNSに勇気付けられている人は多いはずだ。学生時代には、セクシュアリティに対する社会的プレッシャーからの解放を求めてカナダへ、そしてジェンダー・セクシュアリティの理解を深め言語化できるようになりたいとの一心でイギリスに留学。その頃から付き合っているパートナーとは遠距離恋愛中だという。普段は化粧品会社で働いているというKanの体験談やプライベートな話はリアルで等身大だからこそ、人の心に響いてくる。

1. セルフラブとセルフケアの大切さ

「クィア・アイ in Japan!」に出演するまで、僕は自分の身を環境に任せていました。自己肯定感が低くて心がボロボロでも、どうしてあげればいいか分からなかったんです。番組に出演して、自分を愛する方法として自分を褒めてあげること、ケアする方法として自分がときめく服やアクセサリーをまとったり、物を周りに置くことを教えてもらいました。セルフラブとセルフケアを実践することで、幸せを感じながら生活することができています。

2. SNSでも自分らしく

ありのままの自分を発信することで、誰かの自分らしさを後押しできたら嬉しいです。また、自分らしく生きることを阻む社会問題についても、それらの問題が解決され、誰もが自分らしく生きられる世の中になって欲しいという思いからSNSでの発信をしています。

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3. ありのままの自分を受け入れてくれた親友の存在

高校生のとき、放課後に近所の小さな公園のベンチに座って、ものすごく緊張しながら恐る恐る「実は僕は男性が好きなんだ」と自分のセクシュアリティを打ち明けました。当時、パートナーはいなかったのですが、自分のセクシュアリティについての悩みを一人で抱え込むのが辛く、「信頼できる人と共有したい」という思いからカミングアウトしました。親友は「KanくんはKanくんだよ」と僕のことを受け入れてくれました。

4. 言葉は感情をケアするために必要

長い間、自分の感情をケアするという発想がありませんでした。幼稚園の頃から大学生の前半までは、社会から抑圧されるままに不安障害や拒食症になり、自分ではどうしようもなくなってから診察やカウンセリングを受けていました。今は抑圧を少しずつ言語化できるようになり、以前よりも幸せに生きられるようになったと思います。必要であれば早めに信頼できる友人に相談する、通院するなど、人のサポートを求めることも上手になりました。

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5. 地球上で初めて安心できた場所**

バンクーバーでは性的マイノリティの存在が日常レベルで可視化され、かつ受け入れられていて、それが僕の人生を変えました。外を歩いていると手を繋ぐ同性カップルをよく見かけました。子どもを連れていることもありました。職場では、先輩が同性とのデートについてごく自然に話していました。このような日常における性的マイノリティの存在の可視化と受容が、僕に自分らしく生きる希望を与えてくれました。

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6. パートナーとは心で繋がってる**

パートナーのトムとはTinderで出会いました。日本とイギリス間の遠距離恋愛を始めて4年目になりますが、FaceTimeをしなかった週は一度もありません。常に「素直であること」と「オープンであること」を大切にしています。このルールを作ったおかげで問題が大きくなる前に話し合うことができています。価値観が同じところもあれば違うところもありますが、よく話すことでお互いを理解でき、理想の恋愛関係を築くことができていると思います。トムの人に優しく、愛情深いところが大好きです。

7. 人生のアンセムはビヨンセ

Beyoncéが大大大好き。中でも「Flawless」が好きです。この曲はナイジェリアの作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの"We Should All Be Feminists"のスピーチを引用し、世の中の性差別を指摘しながら「あなたはFlawless(完璧)」と、自分らしく生きることを歌詞とメロディーのパワーで肯定してくれます。ジェンダーとセクシュアリティに関わる全ての差別がなくなり、誰もが自分らしく生きられる世の中になって欲しいと思う僕にとってこの曲はアンセムです。

8. 今はオシャレするのが楽しい

「クィア・アイ in Japan!」に出演してから、服やアクセサリーでお洒落を楽しむことを自分ごと化できるようになったんです。不思議なことですが、長いことファッションを楽しむということを忘れていました。僕はオレンジと青が大好きなので、よく服に取り入れています。サテンやシルクなど光沢感がある素材も好きです。弾けたい時のメイクは、ラメ感の強いアイシャドウをまぶたの中央をから全体に塗ります。

9. 新しいことへのチャレンジ

3月から水泳を習い始めました。フォームを学び、水泳を有酸素運動として生活に取り入れたいと思い、始めました。自分に優しくしてあげたり、褒めてあげたりすることができるようになって、新しいことに挑戦するハードルが下がったと思います。「なんでこんなこともできないの?」と思うのではなく「これができない僕は可愛い」「これができるようになった僕はすごい」と何事もポジティブに捉えることを心がけています。

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10. 夢はみんなが自分らしく生きられること**

夢は、自分らしさの発信を続け、企業などの組織と協働しながら、誰もが自分らしく幸せに生きられる社会をつくっていくことです。自分らしく幸せに生きるという文脈で、僕にとって日本で婚姻の平等の実現は欠かせません。トムと日本で結婚し、日本での生活を検討したいです。あとは自分らしく生きている僕にとってのロールモデルにも会いたいです。いつかBeyoncé、Rina Sawayamaさん、kemioさんに会えるように僕も自分らしさを貫きます。

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