ウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチ』の新ヴィジュアルが公開

豪華キャストが演じる登場人物にフォーカスした12枚のポスターが公開された。

by Douglas Greenwood; translated by Nozomi Otaki
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21 September 2021, 1:28am

Disney

確かな審美眼と巧みなストーリーテリングで知られるウェス・アンダーソン監督。作品を観れば、その実力は明らかだ。観客を魅了するシナリオが、独特の色合いや構図によって具現化する。最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』も同様だ。2018年のストップモーションアニメ『犬ヶ島』以来となる本作の舞台は、フランスの魅惑的な街にある、米国の新聞社のヨーロッパ支局。もちろん、今回もそうそうたる豪華キャストが集結した。あまりに多くの名優が一堂に会したため、ポスターが12枚も必要だったほどだ。

これらのポスターは、ウェス・アンダーソン監督の世界観に沿いつつも、これまでに発表されているイラストのポスターよりも遊び心に富んだデザインで、大物スターが演じるキャラクターの背景を垣間見ることができる。

ビル・マーレイ演じる『ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の編集者アーサー・ハウィツァー・ジュニアは、故郷カンザスの地図の前に立っている。フランシス・マクドーマンド扮する、アンニュイ・スー・ブラーゼイ(Ennui-sur-Blasé)の学生運動を取材するジャーナリスト、ルシンダ・クレメンツの背景は、走り書きやメモでいっぱいのピンクの声明文だ。

さらに、我らがキング/クイーンのティモシー・シャラメとリナ・クードリがそれぞれ演じたゼフィレッリとジュリエットの背景は、前述の学生運動を率いる悲運の恋人たちのイラストと〈私たちに自由を与えよ〉というスローガンが描かれたビラになっている。

これは、i-Dが独占で入手した12枚のポスターのうちの4枚だ。本作が映画祭での先行上映で絶賛を浴びた後、10月22日の全米公開に先立って公開されたものだ。最初に上映されたのは7月のカンヌ国際映画祭で、i-Dの記事でも「今年のベスト映画のひとつ」として紹介した。

 以下、過去記事より抜粋。

「本作はある意味、ウェス・アンダーソン史上最も壮大な作品にも感じられる。野心的かつ広大で、一歩間違えれば危うい要素も少なくない。しかし、それでも彼は確固たる意志を貫き、揺るぎない信念で、自らの物語に焦点を合わせ続けた。騒がしく、愉快で活気に満ちた本作は、ジャーナリズムも正しく活用さえすれば、真のアートになりうるという可能性を示すラブレターであり、実に特別な作品だ」

『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年日本公開予定。

tilda swinton the french dispatch poster
owen wilson the french dispatch poster
timothee chalamet the french dispatch poster
lea seydoux the french dispatch poster
stephen park the french dispatch poster
frances mcdormand the french dispatch poster
bill murray the french dispatch poster
benicio del toro the french dispatch poster
adrien brody the french dispatch poster
jeffrey wright the french dispatch poster
mathieu almaric the french dispatch poster
lyna khoudri the french dispatch poster

All imagery courtesy of Disney

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