TohjiとLootaがプロデューサーにBrodinskiを迎えたコラボアルバム『KUUGA』をリリース

アーティスト、TohjiとLootaによる新アルバム『KUUGA』がリリース。ポスト・フレンチ・エレクトロ・シーンの先鋒、Brodinskiがプロデュースする。

by Kazuki Chito
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14 April 2021, 9:25am

先日リリースされた「Love Sick」でのコラボレーションも記憶に新しいTohjiとLootaが、Kanye West『Yeezus』をプロデュースしたことでも知られるポスト・フレンチ・エレクトロ・シーンの先鋒、Brodinskiをプロデューサーに迎えたコラボアルバム『KUUGA』をリリースした。

3月の初めに大阪で行われたシークレット・パーティーで披露された一連の楽曲は、Tohjiが既存の枠を越え新たな境地に達したことを感じさせ、その内容が既にSNSで大きな話題になった。彼の手によって作られた空間で行われたその力強いパフォーマンスは、飽和したカルチャーに一石を投じる鋭さと前衛性を持ち、日本を中心に自分たちが新たな価値や文化を作っていくというTohjiの強い自負を感じ取ることができる。

昨年から今年にかけてアンビエントな心象風景を作品に落とし込んできたTohjiとLootaだが、今作から想像されるのは静寂に包まれた日本的な風景、そこに隣り合わせた鋭いインダストリアルな質感をもった狂気であり、ビジュアルからもそのイメージを感じ取ることができる。静寂を打ち破る粗野な鉄っぽいビートは、セクシュアルで肉体的なボーカルと混ざり合い精霊讃歌へと昇華されている。

KUUGA アートワーク.jpg

アートワークはロシア人アートディレクターのAnton Revaとその弟Nikita Revaによるもの。廃墟らしき荒涼としたスペースに立ちすくむ2人の空気感が、このアルバムのもつシリアスで毅然とした力強さをさらに印象付けている。 

国内外を問わず共鳴するアーティストと新たな地平を切り開き続けるTohji、「It G Ma」でアジアから世界にその名を轟かせて以降、常に新しい音楽を作り続けてきたLoota、これまでも世界的に新しい音楽の潮流を作り出してきたBrodinskiの三者が制作したコラボアルバム『KUUGA』はまさにいま聴かれるべき音楽となっている。

Tohjiアーティスト写真.jpg
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