写真家・茂木モニカが捉えた、自然の中の水原希子「夢の続きDream Blue」
水原希子写真集『夢の続きDream Blue』の中の作品が、PARCO MUSEUM TOKYOにてみれるチャンス
Kiko Mizuhara by Monika Mogi
モニカとkikoが一緒に写真を撮っているのは知っていたけども、やっとその作品が見られるのかと本当に興奮した。水原希子と、盟友でもある茂木モニカの初となる共作写真集、全160ページ。実はまだ実物を見ていない私だが、モニカから送られてきた写真ですでに心を奪われている。洞窟の中から見上げた群青色の空、影となって現れる水原希子。この二人が自由を感じて心赴くままに表現することを楽しんでいたことが伝わってくる。
会期は今週の日曜日までとなってしまったが、必見の写真展。彼女たちに、制作に関する質問を投げてみた。
この写真集はどのような経緯で制作されましたか?
水原希子、茂木モニカ(以下同)ーこの写真は4年前にカリフォルニアをロードトリップしている時に撮影したもので、その時は写真集にする予定はなく、ただ気持ちが赴くままに撮影していました。そして四年経った今、その写真を見返した時、その時感じていた解放された瞬間がそのまま写っていて、今このタイミングでこの写真を出すのが1番良いのではないかという話になり、私たちからPARCO出版にオファーをして、PARCO出版の全面協力により、望んでいた以上の形になりました。


撮影する際に困難なことはありましたか?
一つもなかったです。ただただ太陽を追いかけて撮影していました。
あなたたちの関係性を教えてください。お友達ということは知っていますが、どのように出会ったか?一緒にプロジェクトをするまでどのような会話があったかなど、関係性を教えてください。
私たちは2014年に撮影をキッカケに会って、それからプライベートで仲良くなりました。私たちは境遇がどこか似ていて、母子家庭で、英語と日本語を喋る環境で育った事。好きな音楽やアート、自然が好きな事など、さまざまな共通点があり、自然と距離が近くなりました。
写真は随分と時間をかけて撮ったと思います。その中でどのようなことが起こりましたか?ハプニングや、面白かったエピソードなどあったら教えてください。
約三日間ぐらいで写真を撮っていたのですが、写真を撮る目的よりも、大自然と触れる事が目的だったので、ゆったりした時間の中で撮影していました。
ずっと太陽を追いかけて撮影している中で、夕暮れになり、大きな空がオレンジやピンク色を変えて無我夢中で撮影をしていたら、あっという間に真っ暗になってしまい、車に戻るまでの道が分からなくなって少し怖かったです。
あと大草原の真ん中に自然に湧き上がる温泉があり、そこでも夕暮れ時に撮影をしていたら、いつの間にか暗くなっていて、大きな虫たちが沢山現れ、車に戻る途中に虫に噛まれまくりました。


タイトルはどのように決められましたか?理由を教えてください。
夢の続きというタイトルは、私たちが4年前の旅で感じた解放と表現をする上で、自分たちがいかに自然な状態でパッションを持つことが大切かという事を知りました。あの時の体験はまるで夢のようだったけれど、その時に感じた表現に対しての感情というのは、今もずっと私たちのコアにある。そういう意味も込めて"夢の続き”にしました。
英語のタイトル”Dream Blue”は、この旅で見た数々の青を意味しています。空のブルーや水のブルー、そしてモニカの1番好きな色もブルー。


表現するために一番大切なことは?
純粋でいる事。愛を持つ事。
あなたのクリエイティビティを満たすために必要なことは?
自分に正直でいる事。
自分が信じられるものを表現する事。
イベント期間
2021年3月20日(土)~4月4日(日)
会場
PARCO MUSEUM TOKYO (渋谷PARCO 4F)
渋⾕区宇⽥川町15-1
営業時間
11:00〜20:00
※⼊場は閉場の30分前まで
※最終日18時閉場
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます。詳しくは渋谷PARCO営業日時をご確認ください。
渋谷PARCO公式サイト:https://shibuya.parco.jp/
入場料
1,000円(税込) ※未就学児無料
※本展覧会は、ヌードを含む表現がございます。ご了承ください。