Diorウィンター 21-22 メンズ コレクションにおけるクチュール的表現

ストリートから、ラグジュアリー魅力を余すことなく表現、ディオールに脈々と流れるメゾンのコードを現代のファッションに変換した。

by Kazumi Asamura Hayashi
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25 January 2021, 5:26am

ディオール ウィンター 2021-2022 メンズ コレクションにおいて、メンズ アーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズがコラボレーションのパートナーとして、ピーター・ドイグを迎えた。現代アートの巨匠との取り組みは、アートとファッションのコラボレーションをディオールが常に大切にしてきた歴史的な手法であり、キム・ジョーンズの得意とするところである。

そしてもう一つコレクションで特徴的だったのは、儀式用の洋服に着想を得た、男性らしい美を表現することだ。オートクチュールのデザインを再解釈、またクチュールの技術を駆使し、アトリエ ヴェルモンにて職人技から生まれた完全に手作業で刺繍された作品をコートやシャツで見ることができる。

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クチュールとは、それ自体がひとつの儀式。クリスチャン・ディオール自身、新しいルックをまとったモデルがランウェイに登場する様をそのように表した。特にランウェーで一番最初に出てきたルックのコートは、1960年代にディオールのデザイナーであったマルク・ボアンによってデザインされたロゼラ オートクチュール ドレスを新鮮に再解釈され、メンズウェアの新しいラグジュアリーを表現している。キムによる、歴史コードの再解釈が全てのデザインで息づいているコレクションとなった。

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