Seiho「無力感やプレッシャーはもたないでほしい」【離れても連帯Q&A】

フェスの延期、クラブやライブハウスの休業。ゆく先の見えない新型コロナ禍で、音楽家であり〈おでん屋〉のオーナーでもあるSeihoは、なにかしなければならないという義務感やプレッシャーからの解放を唱える。「離れても連帯」シリーズ第6弾。

by Sogo Hiraiwa and Seiho
|
16 April 2020, 9:49am

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回は、音楽家/おでん屋オーナーのSeihoが登場。

離れても連帯, KEEP-DISTANCE-IN-SOLODARITY

──新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今あなたが属している業界や産業はどんな打撃を受けていますか? 応援・支援するにはわたしたちに何ができるでしょう?

Seiho:ご存知のように音楽のほうではライヴができないので、それに関する業界の方達が苦しい状況です。渋谷でおでん屋も経営しているので、そちらも営業自粛しております。
ただ、社会との距離をうまく取りながら活動できるのが音楽家の素晴らしいところだと思うので、僕への支援や応援よりも、逆に周りみんなにできることを日々考えているところですので是非、これが困ってる、あれ困ってるなどあれば教えてください。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

Seiho:音楽制作は毎日、長い時で1週間以上自宅に篭って作業してたりするのでその点は何も変わっていません。おでん屋のほうでは「ヴァーチャルおでん」と言って360°VR映像でお店の様子を公開しております。店長あきおと僕のぼやきや、書道家の万美さんにヴァーチャル上で字を講義など、毎日コンテンツを作るのは大変ですが、撮影、出演、編集、サムネ作りまで全部やってるので、新しい発見などもあり楽しいです。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

Seiho:常に歴史は繰り返されているのであまり変わっていません。

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

Seiho:何かしなきゃいけない、勉強、映画、本などのプレッシャーから心を解放してください。今社会に何もできないこと、自分に蓄えられないことに対して、なるべく罪悪感を持たないようにしてほしいです。

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

Seiho:そのままで大丈夫だから、周りの人を大事にしてください。

──コロナ禍で人間の「良い面」も「悪い面」も浮き彫りになりました。あなたが見聞きしたなかで、忘れたくないと思う、印象的な出来事やエピソードがあれば教えてください。

Seiho:今までモラルや同調圧力で押さえ込まれてた差別的な言動が全世界から噴出したので、これは大事にとっておきたいです。

──自分の今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?

Seiho:山で川や鳥の声が聞きたいですね。

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

Seiho:選択の自由に皆が気づき、より選択の幅が増えることを願っています。社会は案外なんだって自分の選択で決めることができ、その後に他者が決めた選択を信頼する段階までいきたいです。

医療従事者の皆様に感謝申し上げます。

@seiho777

離れても連帯

Special Thank Kisshomaru Shimamura

Tagged:
seiho
COVID-19