「ドナルド・トランプは真っ裸」:ナジェージダ・トロコンニコワが想像する2018年

ロシアのフェミニスト・パンク集団プッシー・ライオットで活躍するナジェージダが来るべき革命に向けて、2018年を夢想する。

by i-D Staff; translated by Aya Ikeda
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22 December 2017, 7:02am

This article was originally published by i-D UK.

ナジェージダ・トロコンニコワは間違いなく2017年を象徴する人物のひとりだろう。否、彼女はいつもi-Dのお気に入りだった。2012年からずっと。ロシアのフェミニスト・パンク集団プッシー・ライオットは、2012年にモスクワの救世主ハリストス大聖堂で無断パフォーマンスを行い、一気にその名を世に轟かせた。選挙期間にウラジミール・プーチン大統領を支持するロシア正教会の指導者への抗議運動を行なったのだ。

彼女たちはわずか40秒間で取り押さえることとなったが、その罪を受けナジェージダは2年間の投獄を命じられ、過酷な労働とむち打ちを課せられた。SNSの普及によって抗議運動のあり方が変化してきていことも手伝い、彼女は一躍世界の注目を集めることとなった。ビョークやアウン・サン・スー・チーも彼女を支持した。恩赦の適用により2013年に釈放されたが、以来ナジェージダは、プーチンやトランプ、その他の古臭い考えに固執している人々に対して中指を立て続けている。

今年は、ロンドンの歴史ある美術館サーチ・ギャラリーで体験型のアート・ショーを行った。この展示『インサイド・プッシー・ライオット』は観客に、目出し帽を脱ぎ捨てて、自分が見たい未来を掴みに行こうと勇気づけていた。ナジェージダは、2018年に人が各々の想像力を最大限に発揮し、オルタナティブな現実を創り出すと期待している。世界中に多様でパワフルな変化を起こすことを。つまりそれはドナルド・トランプが真っ裸になるってことでもある。それまでに“目なし帽”を買っておかないと……。

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