Gosha Rubchinskiyが90sを代表するロシアンバンド、ムミー・トローリとコラボしたカプセル・コレクション

90年代後期のロシアに暮らした若者たちのサウンドトラックとなったムミー・トローリの『Morskaya』。アルバム発売20周年を讃えてGosha Rubchinskiyがカプセル・コレクションが発売した。

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sep 29 2017, 3:58am

Gosha Rubchinskiyが90年代後期のロシアで人気を博したバンド、ムミー・トローリとのコラボ・コレクションを発表する。手に入れるには店の外で夜を明かさねばならなくなりそうだ。

今回のカプセル・コレクションは、ムミー・トローリのアルバム『Morskaya』リリース20周年を記念したもの。「Morskaya」は、「航海」を意味するロシア語だ。航海のイメージが感じられる『Morskaya』はもちろんのことながら、バンドのフロントマン、イリヤ・ラグテンコとゴーシャ・ラブチンスキーが相互の世界観を表現した、ふたり関係性を垣間見ることのできるコレクションとなっている。

ウラジオストクで結成されたムミー・トローリは航海が盛んな故郷の様子を『Morskaya』で表現した。今回ゴーシャはそのアルバムを、コレクションに落とし込んだ。ゴーシャの服がロシアで暮らす現代のユースを象徴しているように、ムミー・トローリのデビューはロシアにおける音楽とカルチャーの新時代を象徴していた。ムミー・トローリのビデオ「Vladivostok 2000」は、MTVロシアで放送された最初のミュージック・ビデオとなった。ゴーシャはすべてのライブに駆けつけるほど彼らの大ファンだったという。またファッションに興味を持ったきっかけのひとつとして、ムミー・トローリのMVとスタイルに魅了されたと各所で語っている。

彼らが与えた影響についてゴーシャはi-Dに「1997年にムミー・トローリがデビューしたとき衝撃を感じたんだ。80年代からウラジオストクで活動をしていたんだけど『Morskaya』でブレイクするまで誰も彼らのことを知らなかった。『Morskaya』のヒット後は引っ張りだこだったんだよ!UKポップスが世界を席巻していた時代でこのアルバムは同じような雰囲気があったんだと思う。ムミー・トローリはロシアのパルプやオアシスといった存在で、新しい何かを僕たちに届けてくれた」 と語った。

『Morskaya』のリリース20周年を記念してロシアでは各所でイベントが行なわれた。モスクワとサンクトペテルブルクで大規模なライブが行なわれたほか、ウラジオストクでもミュージック・フェスティバルが開催された。ゴーシャはこのフェスティバルに赴き友人や現地の若者たち、そしてイリヤの娘ふたりを独特な雰囲気が漂う海辺で写真に収め最新コレクションのルックブックを作り上げた。「あそこがムミー・トローリの生まれた場所。だから、そこでルックブックの写真を撮るのは必然だった」とゴーシャは説明した。

ゴーシャのチームは、ウラジオストク近くにあるルースキー島にも訪れ、海辺で休むサーファーたちを写真に捉えた。「素晴らしかった」と、ゴーシャはルースキー島での一日を話す。「天候も神秘的でね。山から霧が立ち込めてきて、でも気温は暖かくて。ルックブックに神秘的な雰囲気が出たと思うよ」

ムミー・トローリとのカプセル・コレクションでゴーシャは過去と現在のロシアを見せてくれている。これまでもルックブックに起用したモデルのパヴェルがムミー・トローリのMV「UTEKAI」に出演していた男性の息子だったりとロシアの過去と現在をつなぐ試みを続けてきたゴーシャ。今季のルックブックではその点が強調されている。「1997年のロシアで、ムミー・トローリは若い世代にとって絶対的な存在だった。同じように自分も今の若い世代にとってそんな存在であれたらと思う。ロシアと現代のユースについて語るうえで過去はなくてはならないものなんだ」

オーバーサイズのクルーネック・スウェットシャツと2種のTシャツからなるMumiy Troll X Gosha Rubchinskiyのカプセル・コレクションは銀座、ロンドン、NY、シンガポールのDover Street Market、パリのTrading Museum Comme des Garcons、ソウルのComme des Garconsショップ、そしてオンライン・ストアで販売される。ルックブックに捉えられているGosha Rubchinskiyカスタマイズ・サーフボードは、Dover Street Market Londonでディスプレイとして置かれるそうだが残念なことに販売予定はないそうだ。

Credits


Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.