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エマ・ストーンが共演俳優に平等な報酬を要求

これがフェミニストのあり方だ。

by Hannah Ongley
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12 July 2017, 11:22am

This article was originally published by i-D US.

「女性は男性と平等に賃金と敬意を払われるべきです」。エマ・ストーンは、映画『Battle of the Sexes』の予告編でこう語っている。この作品は女子テニス選手のビリー・ジーン・キングが1973年に行なった伝説の男女対試合に基づいたものだ。しかし、悲しいことに40年以上経った今でも変わらないものもあるのが現状だ。

結局のところ、男女平等に対して時代遅れの考えを持っているのはアメリカの首相だけではない。実際に、東/西海岸大学出身の"コースタル・エリート"たちはジェンダーや給料の認識において大きな問題を抱えている。それに対して、エマ・ストーンが『Battle of the Sexes』について話したように、最近ではジェニファー・ローレンスやナタリー・ポートマン、メリル・ストリープらがハリウッドにおける女性の待遇の格差問題について言及している。そんな中、エマと共演者した俳優は、ハリウッドのお偉いさんより話のわかる人だったようだ。

「役者というキャリアにおける男女平等を実現するためには、共演者である彼らの報酬を減給し、私と同じ額の支払いを受けてもらう必要がありました。そしてそれが正しく公正なことであると感じた彼らは、実際にそうしてくれたのです」とエマは語った。インディ映画の出演で700万ドルを稼ぐ『ラ・ラ・ランド』で共演したライアン・ゴズリングのことを考えると、これは非常に大きな前進と言えるだろう。これまで無視されがちだった、男性が女性に歩み寄る必要性を説明した彼女は、共演者との相互理解ついて、「これは未来の報酬額を変えるだけでなく、私の人生も変えるのです」と続けた。

また、エマは『Battle of the Sexes』とアメリカの大統領における類似点を指摘している。「映画の撮影は2016年の春に始まりましたが、まだその頃私たちは期待を抱いていました。そんな中、適任であるはずのすばらしい女性に、彼のような自己陶酔的で自己中心的、そして常に論争を巻き起こすような人物が対抗している様子は非常に興味深かったです」と、選挙終了後に起こった悪夢を思い返した。「同一賃金問題も同様に、これらの共通点は理にかなっていると私は思っています」

『Battle of the Sexes』において、フェミニズムを問う問題は役者の賃金だけにとどまらない。判決から半世紀が経った現在、ロー対ウェイド事件は再び問題視されており、劇中には実際にその協議が行われた最高裁判所が登場する。エマが関心を示したのは、キングの担当美容師が、キングがレズビアンであることを暴露したことにより高額契約を失うというシーンで、職におけるLGBTQ問題が現存していることを示唆している。このように、少なくとも仕事と賃金が比例していないのが事実なのだ。

Credits


Text Hannah Ongley
Photo by Jeffrey Mayer/WireImage
Translation Aya Ikeda