新生ディオールのアクセサリーコレクション

マリア・グラツィア・キウリによるディオールの新たなアイコン「J’ADIOR」にフォーカス。

by Yuuji Ozeki
|
14 February 2017, 3:35am

2016年10月1日に発表された、マリア・グラツィア・キウリが手がけるDiorでのファーストコレクション。ランウェイ上でフェンシングのユニフォームから着想を得たルックをまとった彼女たちが示していたのは、いまを生きる中で求められる思考と行動のバランス、知性と気持ちの調和の重要性であり、その現代女性を鼓舞していくことがDiorにおけるマリア・グラツィア・キウリからのメッセージであった。

そして、女性アーティスティック ディレクターならではの視点で捉えた肯定的フェミニニティを表現する上で、その中核をなしていたのがテーマのひとつ「J'ADIOR (ジャディオール)」だ。このフレーズは、大振りのロゴ使いとなってアイテムの随所に散りばめられた。バッグのクラスプ、パンプスのストラップ、アイウェアのフレーム、リング、イヤリング、チョーカー、Tシャツやシューズなどに施され、非常にインパクトあるものに仕上がっている。これは、歴代のアーティスティック ディレクターへのオマージュが随所に配られたコレクションだ。その冒頭で登場したフェンシングのユニフォームを思わせるジャケットに見られた蜂のエンブロイダリーが、エディ・スリマンへのオマージュであるならば、このデザインはまさしくジョン・ガリアーノへのリスペクト、またガリアーノのデザインしたアイコニックな「J'ADORE DIOR」を想起させる。「J'ADIOR」は、新生Diorと生まれ変わった現代女性の再出発を祝う旗印として、メゾンの歴史に新たな1ページを刻んだのだ。

Credits


Text Yuuji Ozeki
All Images © Morgan O'Donovan

Tagged:
Fashion
Dior
maria grazia chiuri
accesorry
j’adior